ライフサイクルアセスメント (LCA) の基礎と企業の環境パフォーマンス評価の動向

セミナーに申し込む
オンライン 開催

本セミナーでは、LCA・ライフサイクル思考の社会的背景・考え方、インベントリ分析の基礎知識・実践方法、インパクト評価の基礎知識・動向、環境フットプリント・スコープ3の動向について、豊富な経験に基づき、分かりやすく解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

近年、企業に対して製品・サービスや組織全体の環境パフォーマンスを評価し、公表することが求められる機会が増えています。特に、GHGプロトコルのスコープ3や欧州委員会の環境フットプリントなど、LCAが依拠する「ライフサイクル思考」に基づく評価手法を用いた環境負荷の算定が世界的なスタンダードになっています。  本セミナーでは、なぜ今、LCAやライフサイクル思考が必要とされているのか、その社会的背景と考え方を解説し、LCAの基礎知識を学びます。インベントリ分析については、実践方法のノウハウや、それに利用できる国内外のデータベースについても紹介した上で、環境負荷の配分やシステム拡張による評価方法など、応用的な内容も解説します。また、LCAによる資源循環の評価方法を学ぶことで、サーキュラーエコノミーに則した取組による環境負荷の削減効果を測ることもできるようになります。さらに、環境フットプリントやスコープ3などLCAに関連する方法の動向についても紹介します。

  1. LCAの基礎
    1. LCAの社会的背景
      • サプライチェーンの環境影響
      • ライフサイクル思考
    2. LCAの枠組みと定義
    3. LCAの評価事例
  2. インベントリ分析の基礎
    1. インベントリ分析の概要
      • 積上げ法と環境産業連関分析
    2. インベントリの実践方法
      • 機能単位とシステム境界
      • 国内外のインベントリデータベース
      • プロセスデータとLCI原単位
    3. インベントリ分析の例題
  3. インベントリ分析の応用
    1. 配分とシステム拡張
      • インベントリの配分
      • 製品バスケット法と負荷回避法
    2. 資源循環のインベントリ分析
      • 負荷回避法による評価方法
      • リサイクルとエネルギー回収の比較
      • 資源循環の評価事例
      • 資源循環の評価に残された課題
  4. 環境フットプリントの概要と動向
    1. 環境フットプリントの種類
    2. 欧州・環境フットプリント
      • 欧州・環境フットプリントの経緯
      • 欧州・環境フットプリントの評価事例
      • サーキュラーフットプリント式
  5. スコープ3の概要と実践方法
    1. スコープ3の算定事例
    2. スコープ3のカテゴリ
    3. スコープ3の実践方法
      • スコープ3の算定方法
      • スコープ3の原単位

受講料

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信セミナーをご希望の場合

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合