ヒトを対象とした画像・映像処理においてはヒトの感性・視覚系を十分に考慮することが必要となる。そのためにはヒトの視覚システム (特性) や色覚特性を理解することが必要となる。 また、画像処理/符号化ためのシステムやアルゴリズムの研究開発のためには、そのシステムやアルゴリズムを評価するために優れた画像評価法が必要となる。 これら研究開発では被験者を用いた主観評価が重要な位置を占めているが、最近では、感性・視覚系に即した客観評価法も数多く提案されてきている。 本セミナーでは「ヒトの視覚システムと色覚系に対する基礎知識」から「主観評価法」の解説・「主観評価との相関性の高いヒトの感性・視覚系を考慮した客観評価法」までを解説・紹介する。