製造工場における設備保全の効果的な運用法

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本セミナーでは、設備保全の重要性と効果に焦点をあて、設備保全ができる状態を達成するためのポイントを解説いたします。

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プログラム

本講座では、ものづくりに必須の生産設備の保守・管理・点検・診断の重要性と効果に焦点を当て、計画保全の業務を完遂するためのポイントを解説します。製造設備を適切に維持管理することで、製造する製品の品質を保持し、設備の稼働率を向上させることができます。その結果、工場の収益性の改善に貢献します。  計画保全の業務フロー、目標設計や管理項目、保全履歴の分析方法などの知識を体系化してお伝えします。その際、受講者の皆さんの理解を助けるため、できるだけ事例を紹介しながら説明します。また、計画保全を行う際に実施される設備情報の整理は、工場に有益なIoTやDX化の推進にもつながります。 (例えば、センサー取り付け位置やデータ収集の頻度、最適なツールやシステムの選定など。) 設備保全の導入・運用方法を理解し、工場の生産性と安全性の向上に取り組むための一助として、ぜひご活用ください。

  1. オープニング
    1. 設備保全とは何か
    2. 設備保全の効果
    3. 社会的要請としての設備保全
    4. 設備保全とDXの相性がよい理由
      • 事例紹介:センサーの取付
  2. 設備保全の業務3要件とその効果
    1. 貴方の工場は本当に設備保全ができていますか?
    2. 工場ごとの設備保全のあるべき姿としてのレベル区分
    3. 設備保全の3要件
    4. 計画的な保全の方法とその効果
      • 事例紹介:時間の効率化
      • 事例紹介:人員の効率化
  3. 要件1:設備の機械構造や、生産条件に応じた点検やトラブル対応
    1. 設備構造を理解することの重要性
    2. 保全方式とは
      • 事例紹介:設備単位での保全計画
    3. 設備の重要度と、リスク (故障の発生確率) に応じた点検や検査
    4. 特殊設備や内製設備の対応方法
    5. 実践方法 (保全計画の作り方)
      • 対象範囲の決定
      • 設備の重要度の検討
      • 保全方式の検討
      • 故障部位と確率の推測
      • 保全計画の作成
      • 教育計画
    6. 設備が損傷する要因 (故障の5大要)
    7. 部品の劣化パターン (4つの劣化パターンと保全方式)
    8. 保全計画で作成する資料
      • 点検チェックシート
      • 整備記録書
      • トラブル原因調査
    9. 保全教育の考え方
      • 事例紹介:社内教育検討プロジェクト
  4. 要件2:データ利活用、保全予算のモニタリング
    1. 保全予算の勘定科目と保全予算の分析項目分類の違い
    2. 一般的な保全予算の分析項目
    3. 予算性格別分類
      • 事例紹介
      • 予算性格別分類の項目例
      • 簡易的な方法例
      • 設備投資の性格別分類例
    4. モニタリングを行うための管理項目の設計
    5. 保全履歴の分析
      • 事例紹介
        • コスト検討
        • 保全作業の効果
        • 適正な資源配分
    6. 設備情報の整理 (情報整理の重要性と事例紹介)
      • 事例:予兆保全を始める際の情報整理
      • 事例:設備の機番の付け方
    7. データのライフサイクル
  5. 要件3:設備管理の目標値を適切に策定している
    1. 一般的な保全目標の項目
    2. 設備保全の目標設計方法
    3. 目標設計の失敗事例5選 (設備保全の意味のない目標事例5選)
    4. 正しい目標値のつけ方
    5. 工場の目標設定
      • 目標設計の事例:5社
  6. 設備保全の業務の導入・運用を着実に達成するための手順と、その効果
    1. 設備保全の業務フロー
    2. 保全履歴の重要性
    3. 設備保全の導入パターンの選択肢
    4. 設備保全の導入ステップ
    5. 設備保全の効果
    6. では始めてみよう
    7. 設備保全の導入事例

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