信頼性物理に基づく信頼性試験技術

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本セミナーでは、信頼性物理や信頼性試験技術を中心に、故障メカニズム、故障の加速モデルと検出感度の向上と効率化のためのTEGの設計、ストレス印加方法及び、それに伴い必要な解析、計測技術について解説いたします。

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プログラム

信頼性は信頼性物理に基づいた信頼性検証・設計を実現することが、困難であるようで実は最も近道である.現在殆どの企業では生き残りをかけて、新しい価値を創造し新規技術を追求し、更に新規事業を創出する活動が積極的に行われている.つまり企業として過去にも増して未知技術に対して信頼性を創り込み、市場に投入しなければなりません.その時信頼性を検証する為に信頼性試験技術を活用いたしますが、信頼性試験は「試料にストレスをかけて故障するか否かにより判定する方法」と思ってらっしゃる方はいらっしゃいませんか?確かに信頼性創成期では「信頼性試験は部品レベルで高温や高湿ストレスを実サンプルに1000時間以上印加し、所望の信頼性を満足するか否かを判定する」といった側面もありました.しかし近年の信頼性試験はTEG構造、ストレス種、劣化する計測特性、等を開発・設計し、アイテムを物理的に信頼性保証することを目的としています.  従って研究開発及び設計ステージにおいて、信頼性の知識・技術を保有した技術者達が、信頼性物理に基づいた信頼性試験等を企画・開発し、信頼性が創り込めていると確信を持つことが最も重要な活動であると言えます.更に確信が持てたうえで次ステージでは、抜け漏れが無いように様々なストレスを加えた信頼性試験を実施し、最終的には顧客・社会に対して信頼性保証が確実であることを実証する為に、数と時間を使った信頼性試験も時には必要となります. 本セミナーでは主として研究開発、設計段階で、デバイス・部品の構造・機能・性能が市場での保存・輸送及び稼働時にストレスによって起こる故障を、物理的に可視化するための信頼性物理について詳細に説明いたします.更に信頼性試験技術を中心に、必要な故障メカニズムの解明、故障の加速モデルと検出感度の向上と効率化のためのTEGの設計、ストレス印加方法及び、それに伴い必要な解析、計測技術について紹介いたします.  一章で“信頼性の基本”を確認し、二章で“創り込みと検証技術” をご理解されたうえで、本セミナーの主題である三章と四章を詳細に説明いたします.

  1. 信頼性試験の為の基礎信頼性工学
    1. 品質と信頼性
      1. 品質、信頼性と安全性
      2. QMSと信頼性管理
      3. 信頼性工学体系
    2. 信頼性用語と代表的特性値
      1. 信頼性用語
      2. 信頼性特性値
      3. 信頼性基本概念
    3. 信頼性目標の重要性
      1. 信頼性目標の種類
      2. 実際の信頼性目標の運用
  2. 信頼性創り込みと物理的検証技術
    1. 信頼性創り込みと検証技術
    2. 検証技術
      1. 統計的検証技術
      2. 物理的検証技術
    3. 信頼性物理、信頼性試験と物理的故障解析
      1. 信頼性物理と信頼性試験
      2. 信頼性物理と故障解析
  3. 基本的な信頼性物理
    1. 加速要因
      1. 温度加速性
      2. 湿度加速性
      3. 応力加速性
    2. 故障メカニズムの物理/化学反応
      1. 表面/界面での反応
      2. 化学的酸化・腐食
      3. 電気的破壊
      4. 機械的破壊
  4. 信頼性試験の適用
    1. 製品開発ステップの中での信頼性試験
      1. 信頼性試験に対する3つの側面と誤解
      2. 目的別信頼性試験
      3. 製品開発ステップ別信頼性試験
    2. 信頼性試験の種類
      1. 環境試験
      2. 温度湿度試験
      3. 複合環境試験

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