聴覚・音響心理の基礎から評価技術・サウンドデザインへの応用

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本セミナーでは、聴覚の心理・生理メカニズムから快・不快の評価、音質評価技術への応用までを概説し、サウンドデザインの基礎となる知識の獲得を目指します。

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プログラム

私たちは日常、身の回りの製品が発する、さまざまな人工的な音に囲まれて生活しています。その音は、デザインの仕方によって、心地よい音にも不快な音にもなり得ます。このような音の快・不快は、必ずしも感性や芸術性といった抽象的な要因で決まるものではありません。その多くは、聴覚の基本的なメカニズムから説明することができます。  本セミナーでは、まず聴覚のメカニズムとその基本的な特性を学びます。その知識を基礎として、音色の印象を決定する音響心理学的要因や、さらに音色の物理的・心理的評価技術への応用までを概説します。それらの学習を通して、製品等の音質評価に必要な知識と、新しいサウンドのデザインに向けた応用力の獲得を目指します。

  1. サウンド・デザイン論
    1. サウンド・デザインの目的
    2. サウンド・デザインの方法と評価
  2. 聴覚の基本特性とモデル
    1. 可聴範囲
    2. 聴覚閾値と個人差
    3. 強さの弁別
    4. 周波数の弁別
    5. 時間分解能
    6. 臨界帯域 (聴覚フィルタ) と周波数選択性
    7. マスキング
    8. 両耳の効果 (音源定位,先行音効果)
  3. 音質の物理評価技術
    1. ラウドネス (音の大きさ)
    2. シャープネス (鋭さ)
    3. ラフネス (粗さ)
    4. 変動強度
    5. 協和性理論
  4. 音質の心理評価技術
    1. 音の心理評価と生理評価
    2. 音質の心理評価の実例
    3. 評価手法の選択方法
    4. 評価サンプルの収録方法
    5. 測定装置・評価者の選定方法
    6. 評価測定の実施手順
    7. 評価結果の解析方法
  5. 製品音のサウンド・デザイン
    1. 心地よい音/心地よくない音
    2. サウンド・デザインの実践例

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