車載用プラスチックの基礎と最新動向

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本セミナーでは、プラスチックの歴史やその特性発現のメカニズム、そして、樹脂の種類や加工法を体系だって説明いたします。さらに、活用状況を適用部位で層別した上で視覚的に説明します。
後半では、最新の低コスト加工法や計測法といったトレンドを説明し、今後の自動車に対する要求と規制を背景とした、持続的開発SDGsの方向性までも説明いたします。

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プログラム

カーボンニュートラルの視点で、プラスチックの使用を悪とする風潮もありますが、短絡的な使用中止はむしろ、脱炭素に逆行するかもしれません。特に、自動車の世界では、樹脂の存在無くしては、クルマそのものがなりたたなくなるほどの役割を担っています。脱炭素も見据えた最適な活用のためには、まずはプラスチックのメリット・デメリットを理解した上で、車載のための条件までも俯瞰しての活用がキーポイントになります。まずはこの基礎をご説明します。  モビリティと樹脂の関係をトヨタ自動車のマルチパスウエイの視点でカテゴリー化しました。車載プラの位置づけが良く理解できます。その上で、脱炭素対応とされる電気自動車や水素燃料自動車などのグローバルおよび主要国・地域での販売動向を解説します。  後半では、内外装のデザインのトレンドや新機能と車載プラスチックの関係を整理の上、領域拡大を解説します。EUのELV規制指令 (車載樹脂の内の25%にリサイクル樹脂使用の義務化) も大きなインパクトのある話題です。さらには、プラスチックそのもののカーボンニュートラル対応の事例紹介を準備しています。  樹脂の基礎の理解や復習とともに、車載プラスチックのニーズやトレンド、さらに規制動向など広い視点で理解できるセミナーです。理解を深めるために可能な限り動画で解説します。

  1. プラスチックの基本を理解し車載ニーズに答える
    (初心者は導入として、専門家は再整理として)
    1. 活用の狙い
      • コスト低減
      • 軽量化
      • 高品位化
    2. 活用における課題と対応
      • 耐熱性
      • 剛性
      • 耐久性
      • 耐環境特性
    3. トヨタのカイゼン活動 コストダウンの活動イメージ
  2. トヨタのマルチパスウエイ目線で「車載プラ」を整理
  3. 新エネルギー車 (NEV) と樹脂
    1. NEV普及 (EV&FCV) のグローバル販売トレンド
    2. 日中韓越のNEV普及状況現地調査
    3. 電動化対応デバイスと樹脂の活用
    4. 韓国現地 水素燃料自動車 世界で最も普及
    5. 高圧水素タンクを例としてCFRPについて解説
  4. モビリティのトレンド 意匠や機能と樹脂
    1. Japan Mobility Showから
    2. 中国現地
      • マンマシンインターフェース変化に対応したダッシュボード
      • クルマの顔が変わる
    3. 日本 日産・マツダの新意匠 透明樹脂を活用した2層成形
    4. クルマの進化対応
      • ADAS
      • 自動運転対応デバイス 類
    5. 外板がすべて樹脂化されている超小型BEVの紹介
  5. 車載用プラスチックのカーボンニュートラル
    1. プラスチックとしての対応
      • サーマル
      • メカニカル
      • ケミカルリサイクル
      • 植物由来
    2. カーボンニュートラル対応例
      • 各種展示会から
        • 日欧の主要なケミカル素材メーカ
      • 韓国現地 HyundaiのカーボンニュートラルPR
      • 中国現地 EUのELV規制を見据えた対応例
  6. 成形加工や部品計測に役立つ最新技術紹介
  7. まとめに変えて、モビリティを取り巻く環境変化
    1. ベトナム&中国現地 日本車優位の総崩れ懸念
    2. 日本OEMと国内生産は赤信号
    3. 車載プラ活用は知恵次第
    4. 最大の課題は車載プラの脱炭素

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