容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回)

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プログラム

2011年3月11日の東日本大震災以降取り組んできた「電力システム改革」への評価・検証が、政府内でいよいよ開始されました。改革の目玉とも言うべき、容量市場と需給調整市場は、果たして期待通りの実効性を挙げているのでしょうか。容量市場の一形態である長期脱炭素電源オークションはスタートしたものの、予備電源制度は検討の真っ最中です。一方、需給調整市場は、2024年度から全商品取引が開始されますが、既に取引が始まっている三次調整力12は約定不成立が顕在化しています。  当該講義では、両市場の基本的な仕組みや位置づけ、制度の在り方と共に、制度設計の最前線議論を、電気事業の本質を踏まえた上でわかりやすく紐解きます。エネルギー政策の憲法とも言える「エネルギー政策基本法」起草に携わり、現在は資源エネルギー庁及び電力広域的運営推進機関で審議会委員を務める講師により、第1回目は「ゼロから学ぶ電気事業と容量市場」と題して容量市場の基礎論・本質論を、第2回目は「ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場」と題して、需給調整市場の基礎論・本質論を解説いたします。

第1回 ゼロから学ぶ電気事業と容量市場

(2024年5月10日 13:00〜15:00)

  1. 電力システム改革についての一考察
  2. ゼロから学ぶ容量市場
    1. なぜ容量市場が必要なのか
    2. 容量市場と他市場の関係性
      • 調整力公募
      • 卸電力取引市場
      • 需給調整市場
      • 同時市場
    3. 海外における容量市場の状況と課題
    4. 日本の容量市場の基本スキームと価格の決まり方
    5. 2027年度オークション結果を踏まえたこれまでの評価
    6. 長期脱炭素電源オークション
    7. 予備電源制度
  3. まとめ 〜kW価値について共有させていただきたいこと〜
  4. 質疑応答

第2回 ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場

(2024年5月10日 13:00〜15:00)

  1. 電力システム改革についての一考察 (第1回復習)
  2. ゼロから学ぶ需給調整市場
    1. なぜ需給調整市場が必要なのか
    2. 需給調整市場のキーワードと今後の方向性
    3. 需給調整市場で取引される商品
      1. 三次調整力2
      2. 三次調整力1
      3. 二次調整力1と2
      4. 一次調整力
    4. 需給調整市場と同時市場の関係性
  3. まとめ 〜今後の需給調整の行方〜
  4. 質疑応答

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