ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識

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本セミナーでは、ポリマーアロイについて基礎から解説し、ポリマーアロイの構造、ポリマーアロイの成形加工、今後のポリマーアロイについて詳解いたします。
ポリマーアロイに関する幅広い知識が得られ、新規ポリマーアロイ材料を作るための材料設計に対する考え方を理解していただけます。

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プログラム

高性能高分子材料を開発する方法として、2種類以上の高分子を複合化するポリマーアロイが挙げられる。  本講演では、まずポリマーアロイの定義について述べ、開発事例を紹介しながら歴史に触れる。そして、相溶性や熱力学といったポリマーアロイの物理について詳しく説明する。次にポリマーアロイの相分離構造について述べる。顕微鏡法および散乱法を用いた構造解析、ポリマー同士の界面構造を説明する。またその界面構造を制御するための相容化剤の種類や効果について詳しく説明する。さらに現在のポリマーアロイの開発ではなくてはならない方法であるリアクティブプロセッシングの構造制御に関して詳しく説明する。  これらの知見を踏まえて、具体的な開発事例を通して、押出機を用いた新規ポリマーアロイの開発や特殊溶融混練について紹介し、その仕組みや構造制御に関して概説する。最後に今後のポリマーアロイの開発についても言及する。

  1. ポリマーアロイの基礎
    1. 様々なプラスチック
    2. ポリマーアロイの定義
    3. ポリマーアロイの歴史
    4. 相溶性と相容性
    5. フローリーハギンズ理論
    6. χパラメータ
    7. 相図
    8. 核生成と成長
    9. スピノーダル分解
    10. 反応系誘起相分解
  2. ポリマーアロイの構造
    1. 相分離構造
    2. 様々な構造解析
    3. 顕微鏡法
    4. 散乱法
    5. 放射光施設
    6. 階層構造
    7. ポリマーアロイの界面構造
    8. 相容化剤の役割
    9. 相容化剤の分類
    10. リアクティブプロセッシング
  3. ポリマーアロイの成形加工
    1. 二軸混練押出機
    2. 高L/D二軸混練押出機
    3. 衝撃吸収性ポリマーアロイ
    4. リアクティブプロセッシングと構造
    5. 特殊溶融混錬
  4. 今後のポリマーアロイ
    1. しなやかポリマー
    2. 植物由来プラスチック

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