繊維リサイクルの最新動向と課題・今後の方向性

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本セミナーでは、繊維リサイクルについて取り上げ、繊維リサイクルの動向 (認証制度・法制度・リサイクル技術) や課題、実用化が求められる繊維to繊維リサイクル、回収・選別・分離技術や易リサイクル設計・環境調和型材料などの資源循環システムの実現に必要とされる技術、今後の展望などについて解説いたします。

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石油産業に次いで環境負荷が大きいと言われている繊維・ファッション産業において環境負荷低減策の構築は必要不可欠であるが、経済性重視の社会ではなかなかシステム構築が進まなかった。しかし昨今の環境問題への意識の向上から各方面で繊維リサイクル、強いてはサーキュラーエコノミー構築を目指す企業が急速に増大している。ただし、とくにアパレルは様々な素材からなり、とくに98%を輸入に頼っているわが国ではシステム構築がなかなか進まないのが実情である。また、最近は環境問題が一種のブームになり、うわべだけの環境に優しいと言う商品もちらほらみられるようである。  本講演では、繊維廃材の実態を見つめ直し、本当に環境に優しい繊維産業を構築するにはどのようにすれば良いか、作る責任、つかう責任 (SDGs12) を参加者全員で考える機会になれば幸いである。

  1. SDGsとサーキュラーエコノミー
    • 持続可能社会とは
    • 作る責任/使う責任 etc.
  2. 繊維ビジョン (経産省)
    • 2030年までに必要な技術、繊維TO繊維 etc.
  3. リサイクルとアップサイクル
    • カラーリサイクルシステム
    • 再生糸
    • 建材 etc.
  4. 繊維製品の環境負荷
    • CO2問題
    • 水問題
    • 海洋汚染
    • 有害廃棄物 etc.
  5. 繊維廃材の実態
    • 衣服廃材
    • 非衣服廃材
    • デッドストック
    • リユース・リサイクル率 etc.
  6. 回収、選別、分離技術
    • 自治体・店頭回収
    • 近赤外線素材判別
    • 熱水処理
    • 異物除去 etc.
  7. 易リサイクル設計
    • デジタルファッション
    • 3Dプリンター
    • 易反毛化
    • 水平リサイクル性 etc.
  8. 認証制度、法制度
    • Quality Label
    • Textile Exchange
    • EUエコ規制
    • JIS・ISO化
    • デジタルパスポート etc.
  9. 環境調和型材料
    • バイオベース
    • リサイクル繊維
    • 生分解性繊維
    • エコマテリアル etc.
  10. グリーンウォッシュ
    • 7つの大罪
    • SDGsウオッシュ etc.

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