ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物について取り上げ、リスク評価に関する海外のガイダンスや国内通知、関連文書の概要、リスク評価の際に気を付けるべきポイント、最新の文献、事例等をわかりやすく解説いたします。
また、CPCAに則った限度値設定、SARのポイント、Enhanced Ames Testなどのフォローアップ試験、国内外の最新情報も共有いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 ニトロソアミン類不純物に関するリスク評価・管理 (ガイダンス・事例)

(2024年5月10日 13:00〜14:15)

 ニトロソアミンのリスク評価に関する海外のガイダンスや国内通知,関連文書の概要,リスク評価の際に気を付けるべきポイント,最新の文献,事例等をわかりやすく説明・紹介し,聴講者がニトロソアミンのリスク評価を行う際の一助としてもらうことを目的とする。また,演者が主催するグループ討議で行った議論についても紹介する。

  1. ニトロソアミン不純物混入の背景
    • ニトロソアミン不純物混入の概要
    • バルサルタンの事例
    • NDSRIs混入の事例
  2. 国内・海外ガイダンスの比較
    • EMA Q&A
    • FDA ニトロソアミンガイダンス/ NDSRIガイダンス
    • 自主点検通知
  3. ニトロソアミン不純物の混入原因
    • EMA Q&A Q4の紹介
  4. EFPIAワークフロー ver.2.0の紹介
  5. CPCAの紹介
  6. 混入リスクの低減措置
    • 反応防止剤/ 塩基の添加
  7. 事例紹介
    • 原薬のリスク評価
    • 製剤のリスク評価
    • EFPIA Position Paperの紹介
  8. グループ討議のフィードバック
  9. 自主点検に関する意見交換会のフィードバック
  10. 情報共有に関するアクティビティ
    • 添加剤中の亜硝酸量
    • NDSRIsのIn vivo/In vitro試験結果
  11. 最新情報の共有
    • Less Than Life Time Approachの適用
    • 許容限度値の分子量補正
    • Swissmedicのガイダンス
  12. 今後の課題

第2部 エキスパートジャッジを含めたニトロソアミン類不純物に関する評価 (ガイドライン・事例・当局の考え方)

(2024年5月10日 14:25〜15:40)

 ニトロソアミン類の混入リスクに関する自主点検通知に則ったリスク評価は、ニトロソアミン原薬関連物質 (NDSRIs) も対象となり、EMAガイダンスのCPCAに則って限度値を設定出来る。CPCAはニトロソアミン類のSAR検証で得られた情報に基づくため、原理を理解しておくことは限度値設定に有用と考えられるため、本講演ではSARのポイントについて解説する。また、Enhanced Ames Testなどのフォローアップ試験についても国内外の最新情報を共有する。

  1. ニトロソアミン類の分類
    1. 医薬品中ニトロソアミン類の構造上の特性
    2. ニトロソアミン不純物の分類
    3. 変異原性メカニズムを考慮したニトロソアミン不純物の分類
  2. NDSRIsの許容値設定
    1. 背景
    2. リードアクロス化合物選定時の考慮点
    3. CPCAスコアリングに用いられるニトロソアミン類のSAR
  3. フォローアップ試験
    1. 変異原性評価を目的としたEnhanced Ames Test
    2. TGR試験を含めたin vivo試験

第3部 両講師によるQ&A形式でのディスカッション

(2024年5月10日 15:45〜16:45を予定 / 時間は、30分〜60分を予定)

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

アーカイブ配信セミナー