天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用

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本セミナーでは、天然植物繊維×樹脂 (熱硬化、熱可塑性プラスチックス) について、必要な基礎知識および応用時の課題を解説いたします。

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プログラム

CN (Carbon Neutral) への貢献、SDGs達成の社会的要請を背景に、やがてすべての製品にカーボンフットプリントの表示が必須となると思われます。そのため、各分野でバイオマス利用が推進されている。複合材料の分野においても、樹脂のバイオマス活用が進められているが、強化材に関してもガラス繊維代替として可能な範囲で天然植物繊維で代用しようとする動きが増しています。しかし、複合材料の強化材として使える、あるいは使えそうな天然植物繊維についての基礎知識を十分もって製品開発ができていないと感じます。  本セミナーでは、天然植物繊維×樹脂 (熱硬化、熱可塑性プラスチックス) について、必要な基礎知識および応用時の課題等を1日で学びます。

  1. カーボンフリー時代の天然植物繊維
    1. 再生産可能天然資源
    2. 世界の動き (概要)
    3. 竹 (繊維) を例に、CO2吸収能を考える
  2. 天然植物繊維の種類と特性
    1. どんな植物繊維があるか?
    2. 複合材料の強化材として必要な要素
    3. 複合材料の強化材として使える植物繊維 (概要)
  3. 利用可能な植物繊維の種類と特性、抽出方法 (詳細)
    1. フラックス (亜麻)
    2. ヘンプ (大麻)
    3. ジュート (黄麻)
    4. ケナフ (洋麻)
    5. サイザル
    6. アバカ (マニラ麻)
    7. パイナップル
  4. 天然植物繊維を使った複合材料の実際
    1. 熱硬化性樹脂を母材とするFRP (積層板)
    2. 熱可塑性樹脂を母材とする不織布
    3. 天然繊維を強化材とするPPペレットと射出成形
    4. フィラーとしての天然足物繊維 (抽出残渣の活用)
    5. 表面処理
  5. 第3の天然繊維:竹繊維の可能性
    1. 竹繊維とは
    2. 竹の種類と世界の竹分布
    3. 竹繊維の抽出方法と特性
    4. 竹繊維を使った複合材料と試作例
    5. 種々の竹繊維複合材料
    6. PLA/部分フィブリル化竹繊維複合材料
  6. 天然繊維、もう一つの可能性:セルロースナノファイバー (CNF) とその活用
    1. CNFとは
    2. その活用
  7. バイオプラスチックスを母材とするバイオコンポジット
    1. バイオプラスチックス
    2. 現状と今後の可能性
    3. 問題点
  8. 天然植物繊維と複合材料、どのように使うか? どのように役立てるか?

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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