異物問題への対処法

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本セミナーでは、各種製品・原材料中に混入する異物、その発生原因と防止策から、発生した場合の分析、原因解明まで網羅的に解説いたします。

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プログラム

各種製品への異物混入トラブルは昔から発生していますが、最近ではSNSの普及により、消費者によって投稿された、食品中などに混入した異物の画像がインターネットを通じて拡散し、結果としてマスコミに取り沙汰される事で大きな問題に発展する傾向にあります。製造現場では、インラインでの各種検査装置の導入や従業員への衛生教育徹底など多面的な混入防止対策が進んでいるにも関わらず、異物クレームの件数は減少していないのが実情です。なぜ異物混入の問題は無くならないのでしょうか?  その本質的な原因を明らかにすると共に、被害を最小限に抑えるための要となる異物分析のノウハウ・テクニックならびにその結果から得られる原因究明への処方について様々な視点で解説します。  研究者、技術者、技術営業、お客様相談窓口担当者、マネジメント関係者など、幅広い参加者にとって最新の評価方法や対策を学ぶ機会です。

  1. なぜ異物は発生するのか? (被害拡大防止のために)
    1. 異物の定義・種類
    2. 最近の異物発生事例と特徴
    3. 代表的な混入物質
      • 繊維
      • 毛髪
      • 昆虫
      • カビ
      • その他原材料
  2. 異物を検出するために
    1. 濾過捕集 – 光学顕微鏡観察、その他検知法と留意点
    2. X線マイクロCT
  3. 検知した異物を分析する前に
    1. 事前の情報収集ならびに混入形態の確認
    2. 異物の分野ごとの特徴
  4. 異物分析の前処理
    1. 異物の性状確認 (簡易識別)
    2. サンプリングに必要な顕微鏡およびツール
  5. 分析機器の原理・特徴および組み合わせ
    1. EPMA (SEM-EDX) 、顕微IR、XRD、Raman、その他代表的手法
    2. 成分同定に至るまでのフロー
    3. 異物分析事例と結果の解釈について
  6. 問題解決&発生防止のために
    1. 原因解明への道程
    2. 異物の分析結果が原因物質と直結しないケースへの対処法
    3. 異物混入を未然に防ぐための分析支援
  7. まとめ
    1. 問題演習
    2. 質疑応答

受講料

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本セミナーは、安全保障貿易管理の観点から日本国非居住者および同業他社の受講申し込みをお断りさせて頂きます。

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