相変化潜熱蓄熱材料の開発動向と熱マネジメントへの応用

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本セミナーでは、潜熱蓄熱材について基礎から解説し、使用される各種蓄熱材の効果・課題、最近の開発・応用状況等について詳解いたします。

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プログラム

第1部 中高温系潜熱蓄熱材料の開発と蓄熱・熱輸送・熱制御技術への応用

(2024年4月16日 10:30〜12:00)

 再エネの大量導入、さらなる省エネの促進に向けて、蓄熱技術が改めて注目されています。本講座では、中高温系潜熱蓄熱技術に焦点を絞り、最新の研究開発動向について紹介します。今、使える形まで到達しつつある中高温系潜熱蓄熱技術を感じて頂ければ幸いです。

  1. 中高温蓄熱技術の必要性
  2. 潜熱蓄熱技術概論
  3. 中高温系潜熱蓄熱材料の開発事例
  4. 中高温系潜熱蓄熱システムの研究・開発事例
  5. 中高温系潜熱蓄熱マイクロカプセルの開発
    1. 製造法
    2. 構造
    3. 性能
  6. 中高温系潜熱蓄熱マイクロカプセルの応用研究開発事例の紹介
    1. 蓄熱構造体の開発
    2. 充填層型熱交換器の開発
    3. 反応熱制御技術への応用
  7. 中高温系潜熱蓄熱を基盤としたサーマルマネジメントへの展望

第2部 エマルション型蓄熱材の流動・伝熱特性と蓄熱・熱輸送技術

(2024年4月16日 13:00〜14:30)

 相変化物質を微細粒子として液体に分散させたエマルション型蓄熱材は、流動性を有する潜熱蓄熱材として利用することができる。  本講演では、エマルション型蓄熱材の流動特性と伝熱特性を中心に、エマルションを蓄熱・熱輸送媒体として利用するために理解すべき各種特性について解説する。

  1. エマルション型蓄熱材について
    1. エマルション型蓄熱材とは
    2. エマルション型蓄熱材の利点
  2. エマルション型蓄熱材の流動特性
    1. レオロジー特性
    2. 見かけの粘度の予測
    3. 水および他の相変化スラリーとの比較
  3. エマルション型蓄熱材の伝熱特性
    1. 物性値の取り扱い
    2. 垂直円管内での伝熱特性
    3. 水平円管内での伝熱特性
    4. 水および他の相変化スラリーとの比較
  4. エマルション型蓄熱材の課題と今後
    1. 分散質の過冷却
    2. 適用可能温度範囲の拡大

第3部 有機系相転移材料の開発と熱的安定性向上

(2024年4月16日 14:45〜16:15)

  1. 温度管理の必要性
    1. 生活の中の温度管理
    2. 現代の熱エネルギー活用と熱エネルギー源
  2. 新規エネルギー循環システムの開発
    1. 蓄熱材を利用した未利用熱エネルギー有効活用
    2. 有機系相転移材料 (PCM) の潜熱蓄熱材としての可能性
  3. 有機系相転移材料 (PCM) の潜熱蓄熱材としての課題
    1. 有機系相転移材料 (PCM) の流動性
    2. 有機系相転移材料 (PCM) の固定
  4. 流動型有機系潜熱蓄熱材 (エマルション型潜熱蓄熱材) の開発
    1. エマルション型潜熱蓄熱材の課題:過冷却
    2. エマルション型潜熱蓄熱材の課題:熱的安定性
    3. エマルション型潜熱蓄熱材を用いた地下水熱活用空調システム
  5. 非流動型有機系潜熱蓄熱材 (ゲル状潜熱蓄熱材) の開発
    1. ゲル状潜熱蓄熱材の課題:熱的安定性
    2. ゲル状潜熱蓄熱材とコンクリートを複合化した蓄熱性コンクリート

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