昨今、化粧品業界の状況はめまぐるしく変化しています。日本の輸出の大多数を占める中国は近年化粧品規制の大改革を行い、いまなお変化の途中です。長く動きのなかったアメリカもこの度化粧品現代化規制法 (MoCRA) として変わります。
日本を始めとする各国の規制は基本的に独自規制を設けているため、製造国における規制の知識は化粧品の輸出・輸入双方において、スムーズな流通販売を行い、また回収などのリスクを回避するために必須の知識になります。また海外の規制は日本の規制にも影響を及ぼしているため、日本だけの流通でも海外規制知識は必要です。また、化粧品の広告は国内外問わず規制と罰則が厳しくなってきています。
本講習会では日本と各国の化粧品規制の概略と違いについて説明し、さらに輸出入する際の留意点、国内外の広告規制なども最新情報を交えながらお話しいたします。
- 日本における化粧品規制
- 日本の化粧品・医薬部外品規制
- ポジティブリスト・ネガティブリスト
- INCI名と化粧品表示名称
- 主要輸出相手国の原料成分規制の特徴と日本との比較
- 中国
- 中国の原料成分規制の特徴
- 日本との共通点・相違点
- 台湾
- 台湾の原料成分規制の特徴
- 日本との共通点・相違点
- ASEAN
- ASEANの原料成分規制の特徴
- 日本との共通点・相違点
- EU
- EUの原料成分規制の特徴
- 日本との共通点・相違点
- 米国
- 米国の原料成分規制の特徴
- 日本との共通点・相違点
- 各国での最新情報
- EUにおける最新成分動向
〜色素・防腐剤・紫外線吸収剤を中心に〜
- 最新情報入手のしかた
- 輸入化粧品の品質管理
- Ingredientを読む
- 国毎に見る主な注意ポイント
- アイテム種別毎にみる主な注意ポイント
- 実際にどのようなことを行うか
- 輸入化粧品の表示のポイント
- 輸入化粧品におけるリスクマネジメント
- 近年における収去検査などからの検出事例、違反事例
- 近年の回収事例 – どこが落とし穴だったか -
- 回収事例から学ぶ自社でのチェックポイント
- 広告規制
- 日本の化粧品広告規制について
- 表現できること、できないこと (OK表現、NG表現)
- 最近の行政動向と摘発・課徴金事例
- 海外の広告規制
- まとめ
- 質疑応答
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