初歩から学ぶ粉体技術

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本セミナーでは、初心者がこれだけは絶対に知っておいてほしいという粉体技術の基本的な項目、実際に粉体を使う際の注意事項について、分かりやすく解説いたします。

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プログラム

固体微粒子集合体としての粉体は、食品、医薬品、化粧品などをはじめとして、ライフサイエンス、環境・エネルギー、情報通信、先進材料など、ほぼあらゆる産業分野において使われている。その理由は、粉体が材料として取り扱う上で、気体、液体、固体とは異なる非常に便利な性質を持つためである。したがって、粉体は原料、中間品 (スラリー、造粒体や成形体など) 、あるいは製品として、幅広く活用されている。その一方で、「粉体は魔物」とも言われており、特に生産現場などでは様々なトラブルの原因ともなる。このことは、粉体の取り扱いが一筋縄ではいかないことを示している。  そこで本セミナーでは、粉体を初めて扱う技術者、研究者、さらには営業分野などに携わる初心者を対象として、粉体技術の基礎から応用までを分かりやすく解説する。粉体を巧みに操る技術を「粉体技術」というが、その中身はきわめて膨大であり、かつノウハウの塊でもある。したがって本セミナーでは、初心者がこれだけは絶対に知っておいてほしいという粉体技術の基本的な項目について、順を追って分かりやすく説明する。さらに、実際に粉体を使うための注意事項や、粉体の持つ将来性についても説明する。また、セラミックス材料や電池分野などへの実際の応用事例についても具体的に紹介する。

  1. 粉体とは何か?
    1. 粉体とは?
    2. 粉体はなぜ幅広く使われるのか? – 粉の持つ重要な特性を知る
  2. 粉体取り扱いの基礎
    1. 気中での粉体の取り扱い方
      • 気中での粉体の挙動
      • 付着・凝集の原因とその制御
      • 気中での微粒子分散技術
    2. 液中での粉体の取り扱い方
      • 液中での粉体の挙動
      • 付着・凝集の原因とその制御
      • 液中での微粒子分散技術
  3. 粉体の特性評価方法
    1. 粒子の大きさとその分布
    2. 粉体の付着・凝集・流動特性
    3. 粉体の液中分散特性
    4. その他の粉体特性の評価
  4. 粉体の特性制御による材料の高品質化への展開
    1. 粉体のつくり方
    2. 粉体の構造制御の重要性
    3. 粉体の不均質構造制御によるセラミックスの信頼性向上
    4. 生産現場で粉体を取り扱う際の留意点
  5. 粒子の構造制御による材料特性の向上と高機能化への展開
    1. 粒子の構造制御の重要性
    2. 構造制御プロセスの実際
    3. 粒子構造制御による電池材料などへの応用事例
    4. 粒子構造制御による材料の新リサイクル技術への展開

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