原子間力顕微鏡 (AFM) はいまや材料研究にとってかかせないツールです。高分解能性にその理由がありますが、さらにその原理上、画像取得の際に表面と接触して力を及ぼしあうという特徴をもつため、医師が指で触診するのと同じようにAFM探針で試料表面のさまざまな力学物性測定を行うことができます。これがナノ触診AFMです。
本セミナーでは、AFMの原理から始め、ナノ触診AFMの基礎と応用について解説します。さらに動的特性として、損失正接画像や粘度像などが取得できる粘弾性解析の新展開についても時間を割く予定です。AFMで力学物性解析を行いたい方もしくは高分子ナノアロイ、ナノコンポジットを研究・開発の対象としていてAFMに興味をお持ちの方の参加をお待ちしております。
- 原子間力顕微鏡 (AFM) の基礎
- AFMの原理
- AFM初心者がAFMとは何かを説明できるようになります。
- フォースカーブ
- さまざまな測定モード
- ナノ触診AFMの基礎
- 接触理論概観
- 弾性率像を取得するための手順
- 自分で計算できるようにするための具体的な手順を示します。
- 国際標準化動向
- 既に標準化されている方法、また進行中のプロジェクトについても紹介します。
- ナノ触診AFMの応用
- ゴムへの応用
- 主にフィラー充塡ゴムについて、フィラーとの界面の物性を調べた結果について紹介します。変形下にある試料の観察結果も紹介します。
- 高分子ナノアロイ、ナノコンポジットへの応用
- ナノスケールの力学物性とマクロ物性の相関付けを行えるような研究事例を紹介します。
- プラスチックへの応用
- 変形下にあるプラスチックの力学物性測定について最新の結果を紹介します。
- ナノレオロジーAFM (粘弾性を可視化する新手法)
- 通常のAFMでは行うことのできない、貯蔵弾性率などの粘弾性をマッピングできる手法を紹介します。
案内割引・複数名同時申込割引について
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 36,000円(税別) / 39,600円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- R&D支援センターからの案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- R&D支援センターからの案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
アーカイブ配信セミナー
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2024年4月24日〜5月2日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。