通信技術の高速化、自動車のEV化、それらの部品には多くのプラスチック素材が使われています。プラスチックは複雑な形状で大量生産ができ、部品の軽量化ができますが電磁波シールド効果がありません。コネクター等に量産が始まったガラス強化PBTの電磁波シールドめっき、5GのMID部品に使われるSPS (シンジオスタチックポリスチレン等装飾めっきでは使われなかったプラスチックのめっきが実用化されています。
本年、従来、めっきが難しかったPPSがPBTやABSと同じラインで量産化できるPPSが樹脂メーカー、めっきメーカーとの協力で耐熱、寸法制度が良好なPPSが本格量産できるようになり、ECUケースやインバーター電源コネクター等の樹脂化の道が開かれた。
金属との複合化、銅鉄合金の放熱、低周波磁界波のシールドめっき、プラスチックめっきを応用した電磁波吸収部品に応用について述べてみたい。
- 電磁波シールドの目的、イミュテイとエミッション、ESD
- プラスチックの電磁波シールドめっきの歴史
- 電磁波規制と無電解めっきによる電磁波シールドめっき
- OA電子機器の電磁波規制と波長 (30MHz – 1GHz)
- 範囲の広い自動車における電磁波規制波長 (100kHz – 6GHz)
- 電磁波シールドめっきの量産実績
- 本格的に始まったPBTGF30%のシールドめっき
- PPの電磁波シールドめっき
- 完成したPPSめっきグレード
- 電磁波シールド効果の測定法と理論
- 近傍界、遠方界の概念
- シールド効果 (反射効果、吸収効果、内部効果)
- シールド効果dBと減衰率
- 近傍界の測定法、KEC法と電磁波シールドめっき
- 近傍界低周波磁界波、アドバンテストによる電磁波測定
- 遠方界の測定法、同軸法と電磁波シールドめっき
- 無電解めっきの電磁波シールド効果と特徴
- 遠方界のシールド効果 1GHz – 6GHz 3mmのアルミ板と同等のシール
- 近傍界のシールド効果 30MHz – 1GHz高いシールド効果
- 均一で入り組んだ部分でもめっきできる。 良好なグランド性
- 高い生産性、装飾プラスチックめっきの3倍以上の高い生産性
- ASTMの電磁波シールドめっきの規格
- 低周波磁界波にシールド対策
- 電気銅+パーマロイめっき低周波磁界波のシールド対策 (100 – 200Hz)
- 500 – 100kHzのシールド効果の測定
- 厚膜電気銅めっきの放熱効果
- 高周波部分めっき、5Gに使われる片面シールドめっき
- プラスチックめっきを利用した電磁波吸収
- プラスチックめっきを利用したMID技術
- 片面シールドめっきの概要 (プライマー塗装 – めっき)
- 片面シールド高周波1 – 6GHzのシール
- 片面シールドとプラスチック素材
- シールドめっきできるプラスチック材料
- PPベースシールドめっき材料 (長繊維ガラス強化グレードを含む)
- コネクターに量産実績がガラス30%強化PBTへのめっき
- フィラー強化6 – ナイロンのシールドめっき
- ガラス50%強化芳香族ナイロンのめっき
- 自動車内装に使う超耐熱ABS、PC/ABSのめっき
- 高周波特性のいいSPS (シンジオスタチックポリスチレン) のめっき
- ガラス強化フィラー強化LCPのめっき
- ポリエーテルイミドのめっき
- 熱硬化フェノール樹脂のめっき
- 繊維のシールドめっき (ポリエステル繊維。アラミド繊維)
- 量産化したPPSのめっき
- リサイクルPETのめっき
- 熱伝導PBTのシールドめっき
- 電磁波シールドめっきの品質
- 無電解めっきの抵抗の測定と膜厚の関係
- 無電解めっき – テープによる密着試験
- 長期熱サイクル試験、 (無電解めっきの展性が悪いワレ)
- 耐食性試験 – 長期湿度試験
- 金属の電磁波シールドめっき
- マグネシウム合金のシールドめっき
- アルミダイキャストのシールドめっき
- 薄肉で低周波のシールドができ放熱効果が優れた銅鉄合金
- 金属をインサートしたプラスチックのシールドめっき
- 真鍮、銅鉄合金の前処理 – 無電解ニッケル、無電解パーマロイのめっき
- インサートする金属への接着剤塗布
- 電磁波シールドめっきと環境
- めっきに使う金属の工程内回収
- リサイクルPETのめっき
- 植物由来のプラスチックのめっき
- シールドめっきのプラスチック、金属回収
- 環境にやさしいめっき工程の開発
- プラスチックの電磁波シールドめっき本格量産に向けて
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