(2012年8月21日 12:30〜14:30)
精密なガラスの金型成形においては,冷却時のガラスの熱収縮 (ひけ) だけでなく,ガラスと金型の温度分布による1個のガラス製品内での場所による緩和速度の違いにより, 屈折率の分布が生じたりする。 またガラスと金型が反応すると,ガラスの着色や金型への固着が生じ,不良品発生の原因となる。 そこで本稿では,これらの現象を解析するうえで必要なガラスの高温物性および破壊特性について解説する。
(2012年8月21日 14:45〜16:45)
ガラスモールド成形法は、今やガラス製レンズ製造のスタンダード工法となった。しかし、種々の特性をもったガラスへの対応とコスト低減の要求から、材料と表面処理を一種類に固定したスタイルでは、ニーズに対する対応が不十分となる。 そこで、本講演では、金型材料と表面処理に関する従来技術を概観したのち、現状の問題点や技術上のブレークスルーポイントを紹介し、新しい角度から、解決方法の方向を提案する。 また、ガラスモールド法への適用が増えてきたDLCに関し、ちょっと変わったアプリケーションを紹介する。