半導体業界は今、コロナ禍による半導体不足が発端となって、それまでは単なる部品だったものが、経済の安全保障のキーパーツの一つになりました。アメリカと中国の半導体覇権をめぐって激化する一方で半導体の先端テクノロジは2ナノメートルというこれまでとは別次元を目指しています。しかし、多くの半導体は最先端のテクノロジを必要としていない方が大半です。最先端のデバイスではトータル性能をより向上させるために機能別に色々なチップを集めて実装するチップレットの技術開発に向かっている状況にあります。
本セミナーでは半導体後工程の基礎・基本的なパッケージングの各プロセスの技術と開発当時の失敗や苦労、得られた代表的な知見などを講師の経験も踏まえて解説します。また、注目の2.5D/3Dパッケージングとチップレット技術についても紹介します。
- 半導体パッケージの基礎〜パッケージの進化・発展経緯〜
- 始まりはSIPとDIP、プリント板の技術進化に伴いパッケージ形態が多様化
- THD (スルーホールデバイス) とSMD (表面実装デバイス)
- セラミックスパッケージとプラスチック (リードフレーム) パッケージとプリント板パッケージ
- パッケージングプロセス (代表例)
- セラミックスパッケージのパッケージングプロセス
- プラスチック (リードフレーム) パッケージのパッケージングプロセス
- プリント板パッケージのパッケージングプロセス
- 各製造工程 (プロセス) の技術とキーポイント
- 前工程
- BG (バックグラインド) とダイシング
- DB (ダイボンド)
- WB (ワイヤーボンド)
- 封止・モールド工程
- SL (封止:セラミックパッケージの場合)
- モールド
- ポッティング (COBの場合)
- 後工程
- 外装メッキ
- 切断整形
- ボール付け
- シンギュレーション
- 捺印
- リーク試験 (セラミックスパッケージ)
- バンプ・FC (フリップチップ) パッケージの工程
- 再配線・ウェーハバンプ
- FC (フリップチップ)
- UF (アンダーフィル)
- 試験工程とそのキーポイン
- 代表的な試験工程
- BI (バーンイン) 工程
- 外観検査 (リードスキャン) 工程
- 梱包工程とそのキーポイント
- ベーキング
- トレイ梱包
- テーピング梱包
- 過去に経験した不具合
- チップクラック
- ワイヤー断線
- パッケージが膨れる・割れる
- 実装後、パッケージが剥がれる
- BGAのボールが落ちる・破断する
- 試作・開発時の評価、解析手法の例
- とにかく破壊試験と強度確認
- MSL (吸湿・リフロー試験)
- 機械的試験と温度サイクル試験
- SAT (超音波探傷) 、XRAY (CT) 、シャドウモアレ
- 開封、研磨、そして観察
- ガイドラインはJEITAとJEDEC
- RoHS、グリーン対応
- 鉛フリー対応
- 樹脂の難燃材改良
- 梱包材の脱PVC、エンドプラグゴムの鉛廃止、印刷インク
- 生成分解プラスチックの開発
- 今後の2.5D/3Dパッケージとチップレット技術
- 2.5Dパッケージ
- 3Dパッケージ
- ハイブリッドボンディング
- 製造のキーはチップとインターポーザー間接合とTSV
- 基板とインターポーザーの進化が未来を決める
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
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- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
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