光学用UV硬化樹脂の高機能化に向けた設計指針

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会場 開催

本セミナーでは、光学用途におけるUV硬化樹脂に求められる特性、着色原因と対策・硬化不良対策・高屈折率化について解説いたします。
また、市場が拡大するタッチパネル貼り合わせ用粘接着剤への応用事例も解説いたします。

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プログラム

UV硬化樹脂の光学用途への応用例として、ハードコート、反射防止、レンズシート、タッチパネル用OCA等が挙げられる。これらの用途では、得られる硬化物が低着色であることが重要である。一般に、着色原因となる物質は、吸光係数が大きいため、樹脂中にごく微量しか含まれず、化学的分析手法では原因を特定できないことも多い。したがって、着色トラブルを防ぐためには、あらかじめ着色原因となる化合物をフォーミュレーションに持ち込まないことと、より着色を起こしにくい硬化プロセスを用いることが重要である。  また、光学用途では屈折率制御を求められることも多いが、アプリケーションに応じた高屈折率か手法・硬化方法を選ばなければ、硬化不良や着色が問題となることもある。本セミナーでは、UV硬化樹脂をはじめて取り扱う方や、これから光学用UV硬化樹脂の開発に取り組む方を対象として、UV硬化樹脂の分類と特徴、着色原因と対策、一般的な高屈折率化手法について述べ、UV硬化型反応性ポリマーを用いた光学用粘接着剤の開発事例を紹介する。

  1. UV硬化樹脂の分類と特徴
    1. はじめに
    2. ラジカル重合性モノマー・オリゴマー
    3. カチオン重合性モノマー・オリゴマー
  2. 光源や光開始剤とのマッチング
    1. 光源の種類と特徴
    2. 光源の選び方
  3. UV硬化樹脂の着色と濁り
    1. 着色や濁りの原因
    2. モノマー・オリゴマーの化学構造との関係
    3. モノマー・オリゴマーの不純物の影響
    4. その他添加剤の影響
    5. 硬化プロセスや使用条件の影響
  4. UV硬化樹脂の高屈折率化手法
    1. 屈折率を高めるには
    2. 高屈折率UV硬化樹脂の設計手法と特徴
  5. 光学用粘接着剤への応用
    1. 光硬化型粘接着剤
    2. 一般的な物性評価方法

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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