濾過操作は最も古くから利用されてきた分離操作の一つであるが、現在も技術イノベーションが積み重ねられ、利用分野の拡大と分離対象粒子の多様化、微細化が加速化する傾向にある。
セミナーでは、濾過の基礎をわかりやすく解説した後、濾過試験法、実験データ解析、濾過機や濾剤の選定、高効率の濾過操作法の実践的なノウハウを紹介する。さらに、濾過技術の適用分野や最新動向についても概説する。
- 各種濾過方式のメカニズムとその応用
- ケーク濾過と清澄濾過
- ケークレス濾過 (クロスフロー濾過とダイナミック濾過)
- 膜濾過 (精密濾過と限外濾過)
- 電場、超音波、磁場を利用した濾過
- 濾過試験と評価のポイント
- ケーク濾過の実験データの評価法
- ケークの構造と圧縮性の評価法
- ケーク濾過の各種試験法
- 精密濾過における膜閉塞抵抗の評価法
- 閉塞濾過の評価法
- 溶液環境依存性の評価法
- 濾過助剤・濾材の選定と効果的活用法
- 濾過助剤の種類と特徴
- 効果的な濾過を行うための助剤活用のポイント
- 濾過助剤の添加量の決め方
- 濾材選定のポイント
- 濾過機の選定とその留意点
- 原液性状の評価法
- 実験法
- 濾過機選定の手順
- 濾過操作・設計のポイント
- バッチ式濾過操作の最適設計
- 連続式濾過操作の最適設計
- 逆洗濾過操作の最適設計
- 濾過性能に影響する沈降の評価法
- 円筒濾材による濾過評価法
- 非ニュートン流体を含む濾過の評価法
- 濾過技術の適用分野
- 浄水・廃水処理における濾過技術
- 食品、バイオ、医薬関連分野における濾過技術
- 濾過の最近の動向と今後の展望
- 高圧縮性難濾過性スラリーへの適用
- 極微細難濾過性スラリーへの適用
- 高効率複合操作への展開
- 最近の濾過機