経営環境が目まぐるしく変化する今日、企業経営には絶えざる革新が求められている。単に安いものをたくさん作る努力だけでは、多様化し、高度化した顧客の要求を満たすことはできません。手本のない新たな時代に企業が生き残るためには現状改善型の努力ではなく、「現状を打破する革新」は必要である。VE (Value Engineering:価値工学) は上記、社会・企業ニーズを実現するために、非常に有効な手法である。
本セミナーの狙いは、多くの技術者にVEの意味やその有効性を自動車製品での実例なども含めて詳説し、理解していただき、職場の中で積極的に活用するための、基礎的な知識や活用力を提供することにあります。
- VE活動の背景
- VE活動の意味と有効性を理解していただく。
- VEの由来
- VEの必要性
- VEとVAの関係
- VAよりVE重視の理由
- 原価管理の活動
- 原価活動は開発から生産開始までの段階において関係部署が協力し合って、 (組織的活動) 目標原価作り込む活動であることを理解していただく。
- 製造業の製品化への各部門の役割
- 原価企画活動とは
- 原価計算の進め方
- 原価の意味を理解し、原価低減手法の代表的な手法を提供する。
- 原価とは何か
- 企業活動と原価
- 原価計算の進め方
- 原価低減の進め方
- VE手法の進め方
- 競争力 (品質・コスト) ある製品開発に有効な「VE手法」の基礎知識を学んだうえで、具体的に身近な製品を題材に、VE手順にそって自ら体験することにより、自職場で役立つ実践力を習得する。
- VE手法の基礎
- VEの実施手順
- 事例演習
- VE活動の事例
- 自動車関連の事例
- 身近製品での事例