「大型3Dプリンター」を用いた新しい市場、求められる成形材料、その可能性

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本セミナーでは、大型3Dプリンターを取り上げ、数メートル〜数十メートル規模の大型3Dプリンターとその運用管理のコツ、寸法精度と成形品の強度安定性、成形速度の改善、成形素材の要求特性について、事例を交えて詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 持続可能なものづくりへ。「3Dプリンタ」の応用とその可能性

(2024年3月8日 10:00〜11:15)

製造現場の社会課題に対応すべく、3Dプリンタを試作だけでなく製造用途へ拡張することが期待されている。3Dプリンタで最終製品を直接製造する事例に加えて、既存工法の過程で3Dプリンタにより生産性を向上させるアイデアについても解説する。
  1. なぜいま3Dプリンタなのか?
    1. 製造現場における社会課題
    2. 3Dプリンタに期待されていること
  2. 3Dプリンタによるダイレクト製造へのチャレンジ
    1. 樹脂製品
    2. 金属製品
  3. 既存工法で生産性を向上させる3Dプリンタの活用方法
    1. ロストワックス鋳造
    2. 砂型鋳造
    3. 真空成形
    4. シリコン/ゴム成形

第2部 建設用3Dプリンタの現状と展望

(2024年3月8日 11:30〜12:30)

 工事に活用できるコンクリート構造物を作成する3Dプリンタはここ数年で国内で急速に土木、建築ともに活用され始めているがその最前線を国内唯一のメーカーであり国内施工実績No.1のPolyuseが解説する。

  1. 建設用3Dプリンタとは何か
    1. 建設用3Dプリンタとは何か
    2. 国内外の使用例と現況
    3. 建設用3Dプリンタの技術について
  2. Polyuseとは何者か
    1. 会社概要
    2. 建設業の抱える課題と建設用3Dプリンタの価値
    3. 適用している最新事例とその効果
  3. 建築分野への応用
    1. 3Dプリンタ建築は本当に安いのか?
    2. 3Dプリンタ建築が発展するために必要なこと
  4. まとめ

第3部 建設分野におけるセメント系3Dプリンティング技術の現状とその可能性

(2024年3月8日 13:30〜14:30)

 セメント系材料を用いた3Dプリンティング技術により、建築部材や構造物を製作した事例が国内でも増えつつある。背景には、深刻化する労働者不足や時間外労働の上限規制、デジタル技術の発展、持続可能社会への構造転換などが挙げられる。  本講では、建設業を取り巻く環境を紹介するとともに、建設分野における3Dプリンティング技術の適用メリット、開発動向、新たな可能性、社会実装に向けた障壁や展望等について解説する。

  1. 建設業を取り巻く環境とものづくりの変化
  2. 建設用3Dプリンティングへの期待
  3. 海外・国内のプロジェクト事例
  4. 技術開発の変遷 (当社を例に)
  5. 構造体としての可能性
  6. 国・学会の動き
  7. 社会実装に向けて

第4部 「3Dプリンター」における航空宇宙・エネルギー・船舶分野などへの応用とその可能性

(2024年3月8日 14:45〜15:45)

 金属3Dプリンターの中でも、主にDirected Energy Deposition (DED) を用いた 航空宇宙・エネルギー・舶用機器部品の積層造形・補修技術開発の事例等について解説する。

  1. 当社での金属3Dプリンターの活用方針
  2. 金属3Dプリンターの種類
  3. 航空エンジン部品向け素材のニアネットシェイプ成形
    1. 背景 – 航空エンジン部品製造における現状 -
    2. 最適プロセス条件の確立
    3. 疲労強度評価
    4. 実製品に向けた検証
  4. 産業用ガスタービン部品の補修
    1. メインシャフトラビリンスシールの補修
    2. チタン合金インペラの補修
  5. 産業用ガスタービン部品を対象とした新合金開発
  6. 大型レシプロエンジン シリンダカバーの表面処理
    1. 背景 – シリンダカバーの耐食性向上 -
    2. 内面施工用特殊ノズルの開発
  7. 海事産業における3Dプリンターの活用と将来構想
    1. 緊急交換部品発生時の船会社の課題
    2. 解決のための3Dプリンターの活用
    3. ビジネス・ストラクチャー
    4. 実証事例

第5部 「3Dプリンター」における航空宇宙・自動車分野、その他分野などへの応用とその可能性

(2024年3月8日 16:00〜17:00)

 世界トップシェアのストラタシス社製3Dプリンターの事例を中心にご案内。FDM方式では1mサイズの造形エリアを持つF770やスーパーエンプラに対応するF900、さらには2023年11月のFormnextにて発表された製造業の厳しいニーズに応えるF3300関連情報を解説する。  また、PolyJet (インクジェット) 方式の「リアルなフルカラー造形」や「布や革等に直接3Dプリント」が可能な J850Prime FabriXの機能と活用可能性をご紹介する。

  1. ストラタシス社とは?
    1. メーカーの概要
    2. 方式概要説明
      • FDM方式
      • PolyJet方式
      • P3方式
      • SAF方式
  2. FDM方式の3Dプリンターの活用
    1. 自動車業界での活用
    2. 航空宇宙業界での活用
    3. その他の業界での活用
  3. PolyJet (インクジェット) 方式の3Dプリンターの活用
    1. J850Prime FabriXの機能と可能性
    2. フルカラー造形を活用した自動車業界での活用
    3. その他、業界での活用

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