本セミナーでは、医療機器プロセスバリデーションを取り上げ、ガイドラインだけではわからない具体的なプロセスバリデーションの実施方法について、統計手法、サンプルサイズの計算方法、サンプルサイズの根拠の必要性も含めて解説いたします。
本セミナーではISO 13485:2016の要求事項に基づいた、医療機器のプロセスバリデーションの実施方法、統計的手法及びそのサンプルサイズの計算の仕方について説明する。但し、ソフトウェアバリデーションについては取り上げない。 プロセスバリデーションはどんな場合に行うかについてはよく知られたように次の場合である。ISO 13485:2016 の「7.5.6 製造およびサービス提供に関するプロセスのバリデーション」項目の最初の”shall”として、「製造及びサービス提供の過程で結果として生じるアウトプットが,それ以降の監視又は測定で検証することが不可能であるか検証を実施しない場合、組織はそのようなすべての製造及びサービス提供のプロセスについてバリデーションを行わなければならない。」とされている。この内容は、米国のQSRとほぼ同様の内容である。 しかし、実際にプロセスバリエーションをどう行うかについては、 ISO 13485:2016 (改正QMS省令の文言も含めて) の要求事項である3つの “shall” から具体的な方法はよくわからない。米国QSRも「その後の試験で検証できないプロセスは、高い保証レベルでバリデートされ、確立された手順で承認されなければならない。」としているだけである。 このような状況であるが、幸い ISO 13485:2016 には、このISO制定者である ISO/TC 210委員会が書いた実践ガイドがあり、この実践ガイドには、どのようにプロセスバリデーションを行えば良いかについて具体的な手順・統計的方法についてかなりの程度例示されているので大変参考になる。例えば、プロセスに対して検証が適しているかバリデーションが適しているかのプロセスの例。さらにはどのような統計的手法があるかなどについてアドバイスが記載されている。しかし、実はこれらは全てプロセスバリデーションのGHTFガイダンスに書かれている内容の抜粋である。さらに実践ガイドは、さらなる情報としてこのGHTFガイダンスそのものを唯一引用している。結局のところ、プロセスバリデーションのGHTFガイダンスに沿って行うということがISO/TC210委員会の実践ガイドのアドバイスであることがわかる。 本セミナーではこのようなISO 13485:2016の実践ガイドの内容に基づき、プロセスバリデーションの実施の方法についてGHTFガイダンスに沿ったプロセスバリデーションの実施方法について説明する。 さらにプロセスバリデーションには「適切な場合サンプルサイズの根拠を伴った統計的手法」について手順書に書くことが要求されている。この統計的手法についてもGHTFガイダンスには非常に具体的に目的に応じた統計的手法が多数例示されている。本セミナーではこの統計手法についてそのサンプルサイズの計算方法、サンプルサイズの根拠の必要性も含めて手法ごとに説明する。 特に、ISO 16269-6のサンプルサイズ計算は、FDAや米国企業が、近年“Reliability“として要求している手法のサンプルサイズ計算である。
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