プラスチックレンズの材料設計、成形加工技術

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本セミナーでは、耐熱性、耐久性、防汚性等、プラスチックレンズに求められる要求特性に対応するための設計技術、成形加工技術を実例を交えて解説いたします。

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プログラム

第1部 高屈折率プラスチックレンズの開発

(2024年2月15日 10:00〜12:00)

  1. ポリマーの屈折率とその評価方法
  2. 高屈折率プラスチックレンズの開発例
  3. 高屈折率プラスチックレンズの成形方法と 物理的特性
  4. 高屈折率ポリマーの開発例
  5. 含硫黄ポリマーの特性
  6. 含硫黄ポリマーの合成方法
  7. 特殊構造高分子とそれらの物理的特性
  8. ポリマーの構造と屈折率特性
  9. 高アッベ数ポリマーの分子設計
  10. 屈折率が制御されたポリマー
  11. 含硫黄スターポリマーの合成と屈折率特性
  12. 含テルルポリマーの合成と屈折率特性
  13. 高密度なポリマーと屈折率特性
  14. 含ケイ素ポリマーの合成と屈折率特性

第2部 プラスチックレンズなどを中心とした光学素子の加工技術における最新動向

(2024年2月15日 12:50〜14:50)

 レンズなどの光学素子は、超高精度の加工技術が必要である。その超高精度のプラスチックレンズを製造するためには、金型加工技術、成形加工技術の高度化・高精度化が不可欠である。これらの超精密加工技術を大量生産が可能となる生産性の優れた射出成形に如何に展開していくかなどを解説します。また、これまで、経験してきたプラスチック光学素子のレンズや回折光学素子などの射出成形、金型加工などの技術的課題やの開発のポイント等についても解説致します。  プラスチック射出成形は多くの事業分野で採用され、多くの製品に搭載されています。その中でも高精度、高品質の光学素子分野のプラスチックレンズなどの超高精度の成形品を製造するための超精密成形技術、金型製造技術などの加工技術が習得できます。

  1. 光学的プラスチック材料とその特性
    1. プラスチックとガラスの対比
    2. 求められる光学特性
  2. プラスチック光学素子の種類
    1. プラスチックレンズ
    2. プラスチック回折格子
  3. プラスチック光学素子の成形加工
    1. 成形加工上の課題
    2. 成形機の周辺設備
    3. 成形技術の課題
  4. プラスチック光学素子の金型加工
    1. 金型加工の課題
    2. 金型設計上の考慮
    3. 超高精度金型加工技術

第3部 熱可塑性樹脂の高屈折率化、低複屈折化とレンズの薄型化

(2024年2月15日 15:00〜16:30)

 プラスチックレンズの重要性は近年ますます大きくなっており、スマートフォンのカメラを始めとした小型カメラ、ウェアラブルデバイス、車載カメラなどの最新機器に搭載されている。それらに用いられる光学ポリマーの特性について解説する。

  1. 特殊ポリカーボネート樹脂の構造
    1. 光学ポリマーについて
    2. ポリカーボネートについて
    3. エステル交換法とは
  2. 分子構造による屈折特性の制御
    1. 複屈折の制御
    2. 高屈折率化と低屈折率化
    3. 波長分散特性の制御
  3. レンズの複屈折
    1. レンズ面内複屈折の評価
    2. 配向複屈折と応力複屈折
    3. 分子構造による各複屈折のコントロール
  4. 様々な市場における高屈折率材の展開

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