エアロゾル質量分析計の基礎と応用

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本セミナーでは、エアロゾル質量分析について取り上げ、エアロゾル粒子のサイズ・分布・組成・構造の解析、測定原理から、校正、データ解析まで詳説いたします。

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エアロゾルは、気体中に浮遊している小さな液体や固体の粒子と気体が混ざっている混合物をいいます。その代表的なものは、PM2.5、花粉、ナノ粒子、ウィルス、薬剤エアロゾル、半導体用エアロゾル洗浄剤など、環境、医療、製造など広い分野に関連しています。エアロゾル粒子の化学組成や元素・分子構造を測定する上で、時間変化を知りたい、その場で測定したい、コンタミのない測定をしたい、試料は化学変化を起こすので直接 (オンラインで) 測定したい、とにかく高感度な測定をしたいなど、様々な課題を解決するために、エアロゾル質量分析計は世界各国でカスタマイズしながら使用されています。  後学のための知識を得たい方、これからご利用や開発を検討されたい方などへ向けて、本講座で基礎と応用を解説いたします。

  1. エアロゾル質量分析計の基本的な原理
    1. 試料の導入法
    2. イオン化法
    3. 質量分析法 (飛行時間型質量分析計)
    4. データ解析のアルゴリズム
  2. 校正方法の基本的な原理と実験例
    1. エアロゾル粒子の発生法
    2. 単分散エアロゾルを得るための分級法
    3. 参照用の検出器
    4. 実験例
  3. 質量スペクトルの解析
    1. 電子衝撃イオン化法質量スペクトル
    2. 誘起白熱法質量スペクトル
    3. プロトン移動反応イオン化法質量スペクトル
    4. 誘導結合プラズマイオン化法質量スペクトル
  4. 応用例
    1. 測定の事例
    2. 解析・グラフ作成のソフトウェアIGORの使用例
    3. 開発・研究されている装置の例

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