高分子への帯電防止性付与とブリードアウト、脱落制御

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本セミナーでは、高分子材料のブリードアウト・帯電防止について取り上げ、添加剤の挙動から、ブリード対策、帯電防止まで、事例とともに解説いたします。

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プログラム

第1部 プラスチック用永久帯電防止剤の特徴、配合法と応用展開

(2024年2月7日 10:30〜12:00)

 高分子型帯電剤についての特長、更に高分子型帯電防止剤を設計する際に考慮すべき項目について簡単に説明し、三洋化成でのポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発事例を紹介する。また、三洋化成の高分子型帯電防止剤の使用例、用途展開についても述べる。

  1. 高分子型帯電防止剤についての概要
    1. プラスチックの帯電防止について (目的と帯電防止方法)
    2. 低分子型帯電防止剤の特長
    3. 導電性フィラー、カーボンブラックの特長
    4. 一般的な高分子型帯電防止剤
  2. 三洋化成の高分子型帯電防止剤
    1. 三洋化成の高分子型帯電防止剤 (ペレスタット・ペレクトロン) の特長、使用方法
    2. 低分子型帯電防止剤との性能比較
    3. カーボン材料との性能比較
    4. スチレン樹脂 (ABS等) 用グレード
    5. ポリオレフィン樹脂用グレード
  3. ペレスタット・ペレクトロンの使用例
    1. ペレスタット・ペレクトロンの使用例
    2. ペレスタット・ペレクトロンの用途展開

第2部 カーボンナノチューブ導電性薄膜の成膜技術と透明導電膜、帯電防止膜への応用

(2024年2月7日 13:00〜14:30)

  1. ナノカーボン材料の基礎
  2. 単層CNT導電性薄膜の作製プロセス
  3. 単層CNT導電性薄膜における導電性の決定要因
    1. 膜構造
    2. キャリアドーピング
  4. 透明導電膜、帯電防止膜としての応用

第3部 帯電防止剤および導電剤のブリードアウトおよび 脱落現象とその制御法

(2024年2月7日 14:45〜16:45)

 帯電防止剤および導電剤のブリードアウトおよび 脱落現象とその制御法につき、最近の文献・特許情報や事例をもとに解説する。

  1. はじめに
    1. 帯電防止剤と導電剤の基礎
    2. ブリードアウトおよび脱落現象とは
  2. ブリードアウトと脱落因子について
    1. ブリードアウトと脱落が引き起こす問題
    2. ブリードアウトおよび脱落関与因子
    3. ブリードアウトおよび脱落現象分析法とその実際
  3. 各種帯電防止剤および導電剤のブリードアウトおよび脱落現象
    1. イオン伝導型導電剤
      1. 界面活性剤
      2. 親水性高分子
      3. その他、最近の動向
    2. 電子伝導型導電剤
      1. カーボンブラック
        • CB
        • グラファイト
      2. ナノ炭素
        • CNF
        • CNT
        • グラフェンなど
      3. 酸化物半導体 (ITO)
      4. 金属粒子
        • Ag
        • Cuなど
      5. 導電性高分子
      6. その他、最近の動向
  4. ブリードアウトおよび脱落コントロール法
    1. 相溶性、溶解性の観点から – 溶解度パラメーター (SP値) の意義 -
    2. 分子量、形態、構造の観点から – 拡散速度制御 -
    3. 文献・特許等にみられる方策例

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