FPGAやSoCなどを主体にしたデジタル回路も複雑なシステムになると確実に動作させることが難しくなってきます。その際にアナログ技術の知識が解ると手戻りを減らすことができる可能性があるのですが、所謂アナログ技術入門というより高周波に関する技術とか、熱に関する知識が必要になってきます。設計の初期段階やシステム構想の段階でアナログ技術の理解があれば検討手順を効率化できる可能性があります。
デジタル回路を主体とした設計をされている皆さんにもシステム全体を見渡す必要のある方にもお役に立てると思いますので、参考にしていただければ幸いです。
- 自己紹介/会社紹介
- 概要〜回路設計における課題 (図示)
- 配線と遅延〜システム設計で使えるアナログ技術〜
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- デジタルシステムでのアナログ
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- 標準I/F (Compact PCIなど) から見るピン配置の工夫
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- エミッタ (ソース) 接地 (スイッチング) の基礎と実際
- エミッタ (ソース) フォロアの基礎と実際
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