皮膚の評価には水分量、水分蒸散量、きめ、色調など多くの評価項目がある。目視や官能検査で評価できる項目もあるが、評価精度に限界がある。工学機器や画像解析技術の活用は幅広い観点から測定できる利点があり、目視ではできない微妙な変化をとらえることができる。最近では測定項目が複数選択できるセンサ技術や白色LEDランプと撮像素子を一体化した画像装置を使用して皮膚計測が実施されている。
本セミナーでは皮膚計測技術の原理から測定方法、測定の実務についての特徴や注意点について解説する。セミナーの内容は、美容領域だけでなく、皮膚科学全般の評価やソフトウェア – などのIT技術の開発にも対応でき、幅広い応用に期待できると考えている。
- 皮膚の構造と機能
- 美容皮膚科学の現状
- 皮膚の構造およびバリア機能
- 皮膚の特徴
- 皮膚の機器測定の必要性
- 従来の皮膚評価の問題点
- 皮膚の機器測定の有用性
- 生体計測の流れ
- 角層水分量の測定原理と測定機器
- 角層の構造と角層水分量の測定法
- 角層内の水分分布
- 水分量の測定原理
- 角層水分量の測定機器
- 角層中の水分量の測定法
- 測定例 (保湿クリーム連用試験)
- 水分蒸散量の測定法
- 経表皮水分蒸散量
- 経表皮水分蒸散量の測定
- 経表皮水分蒸散量の測定例
- 皮膚の弾力性の測定および評価法
- 皮膚の弾力性の測定と単位
- 皮膚の弾力性測定法
- 皮膚の粘弾性測定装置
- 生体計測に特有な単位
- 皮膚の弾力性測定例
- 皮膚のきめ・シミ・しわの測定と評価法
- レプリカ法による間接測定と評価法
- 皮膚表面の観察 – キメ
- キメの評価方法
- レプリカによるキメの定量的な評価
- レプリカによるキメ面積の評価
- 水分計付き肌スコープの概要
- ImageJによるキメの評価の例
- ImageJによる皮膚のキメの評価
- 皮膚の撮影画像による直接測定と評価法
- しみとは
- 色素沈着部位と肉眼的色調
- しみの定量化
- 皮膚色の測定
- 皮膚の光学特性
- 皮膚中の吸収色素と光の散乱特性
- 皮膚中の色素による光吸収特性
- 皮膚色の変化の要因
- 皮膚色の評価方法
- 標準色票, 色見本の活用
- 色彩計による色の測定方法
- メラニン指数および紅班指数による評価
- カテゴリー角および色相角による皮膚色の評価
- 従来の色彩計の問題点と画像技術への応用
- 紫外線の定義とその影響
- 紫外線の定義とスキンタイプ
- 紫外線の定義と区分
- 光強度の表現
- 紫外線強度計
- スキンタイプの分類
- 日焼け防止剤のSPFとPA
- 紫外線防御効果の表示
- 紫外線強度の計測の必要性
- 官能検査の種類と感覚の評価法
- 官能検査の種類と測定値の信頼性
- 感覚の基本特性と評価法
- 各種の官能評価法
- 測定値 (データ) の信頼性と妥当性
- 国際単位系 (SI)
- 測定値の定量的な分析・解析
- 皮膚計測の最近の話題
- レーザ顕微鏡・共焦点顕微鏡の活用
- 光の生体組織透過性
- 光学顕微鏡からレーザ顕微鏡へ
- 共焦点レーザ生体顕微鏡
- まとめと機器計測の有用性
案内割引・複数名同時申込割引について
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- R&D支援センターからの案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- R&D支援センターからの案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
アーカイブ配信セミナー
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2024年3月28日〜4月3日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。