生体情報センシング・感覚フィードバックの技術トレンドと製品応用および組み合わせによるサービス展開

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ウェアラブル機器の発展により生体情報の活用の価値が高まっております。
本セミナーでは、ストレス・感情・身体状態など生体情報の計測、データの処理等、生体情報センシングの基礎から解説いたします。
また、生体情報センシングの最新トレンド・製品応用へのポイントについても解説いたします。

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プログラム

生体情報センシングとは、心拍数、呼吸、体温、筋活動、脳波などの人体の生理的指標を計測するものである。これらのセンシング技術は健康管理、医療支援、トレーニングなど多岐にわたる分野で利用されている。例えば、健康管理の分野では、ウェアラブルデバイスにより心拍数や動きを検出して運動量や睡眠スコアを算出したり、運動や休憩を促すメッセージが送られたりする。そこでは、運動量スコアや睡眠スコアが実感や行動変容に結びつきにくいことや、メッセージによる行動誘導がなされにくい課題も指摘されている。この課題を解決できるアプローチの一つが感覚フィードバックの技術である。感覚フィードバック技術はユーザに直接的な感覚情報を提供するものである。例えば、触覚フィードバックでは振動や圧力を用いてユーザに刺激を与え意識を向けることができる。さらに、複数の感覚を組み合わせて提示することによって、効果的なフィードバックや新たな体験創出が可能になっている。  この講演では、生体情報センシングや感覚フィードバックに関わる最近の技術トレンドやそのメカニズムを紹介する。次に、生体情報センシングで得られたデータと感覚フィードバックを繋げたサービスシステムの考え方をまとめている。講演者の過去の研究事例の解説を通して理解を深めていただく。

  1. 生体情報センシングと感覚フィードバックのテクノロジトレンド
    1. 間接的にセンシングする技術
    2. 非接触なセンシング技術
    3. 非給電フレキシブルデバイスによるセンシング技術
    4. 意味を持たせるフィードバック技術
    5. 能力拡張を実現するフィードバック技術
    6. 感覚のクロスモーダル作用によるフィードバック技術
  2. 生体情報センシングと感覚フィードバックを繋げたシステムプラットフォーム
    1. 心豊かな生活環境を実現するシステムプラットフォーム
    2. 生体情報センシングのための要素基盤技術
    3. 感覚フィードバックのための要素基盤技術
  3. 生体情報センシングの研究事例
    1. カフレス血圧センシング
    2. 座面圧力分布計測によるストレスセンシング
    3. キータイピングによる情動状態センシング
  4. 多様な感覚を組み合わせた新たな体験創出の研究事例
    1. 視聴触覚間のクロスモーダル効果による風向知覚操作
    2. クロスモーダル錯覚による擬似風覚提示
    3. クッションデバイスによる呼吸誘導

受講料

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