未来予測に基づく研究開発テーマ創出と市場分析の進め方

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本セミナーでは、未来予測に基づく研究開発テーマ創出、市場分析について取り上げ、将来の社会変化や技術革新のトレンドから市場環境をどの様に読み取ればよいかを解説いたします。

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プログラム

第1部 研究テーマ発掘のための未来洞察の進め方

(2024年1月10日 10:30〜12:00)

 多くの企業における研究開発テーマの創出における悩みとは、「新しいものを出したいが、自社から離れすぎてもいけないという矛盾する要件をバランスさせながら、どう自社領域を拡張できるか?」という問いで表現できるのではないでしょうか。私たちの実践する未来洞察の方法論では、知らないことを知りに行く情報収集を元にした不確実な兆しからの「気づき」を原動力に、既存の枠組みに縛られずに自分達で可能性の領域を広げていくことを特徴としています。  当日は未来洞察のフレームを一つの叩き台としつつ、皆様の課題にはどのような情報収集が望ましいのかを考えるきっかけにして頂けたらと考えています。

  1. 未来を探求する活動の歴史的変遷
  2. 未来洞察とは何か?
  3. 未来洞察が求められる背景
  4. 未来洞察を実践するための方法
    1. 未来洞察における情報収集の考え方
    2. 未来洞察のフレームワーク
    3. インサイド・アウト発想の情報収集
    4. アウトサイド・イン発想の情報収集
    5. 強制発想
    6. 機会領域の発見とテーマ導出
    7. テーマの蓋然性を高めるための情報収集
  5. 未来洞察の効用、Q&A

第2部 未来予測に関する統計的視点と自社研究テーマの実践的設定

(2024年1月10日 13:00〜14:30)

 未来を先読みすることで新規事業を創出できると主張する文献は多い。しかし、デニス・ガボール (1963) やアラン・ケイ (1971) が指摘したとおり、これらは少なくとも真の新規事業 (破壊的イノベーション) を対象とする場合は誤りである。変革期における自社研究テーマの設定について統計的視点から考える。

  1. 未来予測
    1. 失われた30年は未来予測が正しかったが故に訪れたのか
    2. 巨人の肩の上に立つのか
  2. 予測と創出
    1. 単純運動と大数の法則
    2. 進化経済学の指摘
  3. 実践的アプローチ
    1. 持続的イノベーションという名の幻想
    2. 企業戦略の岐路
    3. 知的財産の多様性
    4. レッドオーシャンとブルーオーシャン
  4. 研究組織論
    1. シュンペーター理論
    2. クリステンセン理論
    3. クリステンセンの処方箋

第3部 将来の市場変化を踏まえた技術開発戦略の構築

(2024年1月10日 14:45〜16:15)

 現代の市場環境は常に変化しており、それに対応するためには社会課題をしっかりと捉え、その解決につながる事業仮説を迅速に作っていく必要があります。私たちは、将来の社会変化や技術革新のトレンドから、どういった市場に原資が流れるか着目し、イノベーション創出を進め、それを支える技術戦略を策定しています。この取り組みをご紹介します。

  1. 将来市場の予測
    1. 将来変化によって生まれる新市場創出原資
    2. 原資の推定
    3. 原資から生まれる市場の推定
  2. 動向分析
    1. 市場分析
    2. 技術トレンド分析
  3. 技術戦略の策定
    1. コア技術の抽出
    2. オープンイノベーションの活用
    3. 研究開発強化の施策
  4. まとめ

受講料

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