本セミナーでは、カメラモジュールについて、携帯電話の市場動向、タッチパネルなどのキーパーツの技術動向を踏まえ、スマートフォンの市場拡大が起こしている大きな潮流の全貌を解説いたします。
Smart Phoneの市場拡大はMain-Cameraの画素数拡大を促し、さらにTouch Panelの解像度向上Trendは長年VGAで固定化されていたSub-Cameraの画素数拡大をも促しています。さらに、Smart PhoneはCloud Computing環境内で指揮者としての役割を高めており、Tablet PC, SmartTV,家電製品,EVなどCloud Computingに接続される製品との間でデータのシムレスなやり取りを行うため、HDやFHDフォーマットがCloud Computing環境におけるDe-Facto Formatになりつつあります。そのため、Sub-CameraにはこれらのFormatに対応した仕様も求められるようになり、さらにこれら多くの製品に「標準品」として採用される関係から超低背化が求められ、加えて自動実装が可能でかつ小型化が容易なリフロー化が求められるようになってきています。 一方、Full Touch Typeが大勢を占める現在のSmart Phoneでは、Design的な差異化が難しい中、「薄型化」が重要なTrendになりつつあります。その実現のため、Touch PanelとLCDを融合させるOGS構造などが具体化されつつあります。そのTrendの流れに伴い、Main-Cameraには従来にない超低背化が要求されています。その実現には、Flip-Chip実装などの新たな製造技術の構築も必要となってきています。 このような大きな変化を単にCamera Moduleの技術動向の変化だけでなく、携帯電話の市場動向、Touch Panelなどのキーパーツの技術動向、なども踏まえ、Smart Phoneの市場拡大が起こしている大きな潮流の全貌を説明したいと思います。 技術の変化には、何らかの理由があり、その全貌を把握できれば、どんな業種の方でも事業の進むべき方向性の判断材料に有効に活かすことができると思いますので、多数の聴講をお待ちしています。