電子デバイス、中でも半導体デバイスは大きな技術の転換点に差し掛かっている。その理由は、これまで高性能化・高機能化 (高速化・高集積化) の推進力となってきたパターンの微細化・デバイス構造の微小化、それらが限界に近づいてきたためである。
このような微細化・微小化の限界を回避し高性能化・高機能化を推し進めるための一つの方策、それが構造の立体化 (すなわち3次元化) である。現在、半導体デバイスでは3次元化を発展させるための研究・開発が精力的に進められている。一方、3次元化技術を研究・開発し実用化するためには、3次元計測が不可欠になる。
本セミナーでは、上に述べたような視点から、半導体デバイスにおける3次元計測の現状と課題について紹介し、今後の開発方向について述べる。
- 半導体デバイス・プロセス技術の開発動向と3次元化の加速
- 変わることを強いられる半導体デバイス・プロセス技術
- デバイス構造の3次元化
- 配線構造の3次元化
- 次元実装の更なる推進
- 新探究デバイス・新探究材料の開発
- Computational Lithographyの高度化とEUVリソグラフィへの期待
- 半導体デバイス・プロセスにおける3次元計測の現状と課題
- 半導体デバイス・プロセスにおける3次元計測とは!
- デバイス形成に係わる3次元計測の現状と課題
- 配線形成に係わる3次元計測の現状と課題
- 実装に係わる3次元計測の現状と課題
- 新探究デバイス・材料に係わる3次元計測の課題
- Computational LithographyおよびEUVマスクに係わる3次元計測の課題
- 主な3次元計測技術
- 光を用いた3次元計測
- スキャトロメトリ
- 赤外線 (干渉計、反射計、共焦点顕微鏡)
- TSOM 他
- X線を用いた3次元計測
- 電子ビームを用いた3次元計測
- SEM (FIB、プロファイル)
- TEM (FIB、トモグラフィ) 他
- SPMを用いた3次元計測
- 超音波を用いた3次元計測
- 将来方向
- Integrated Metrology
- Model based Metrology
- Hybrid Metrology 他