エポキシ樹脂における各種硬化剤の使い方と選定のポイント

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本セミナーでは、エポキシ樹脂とその硬化剤の基礎から解説し、エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析手段、反応解析法、組成 – 物性 – 特性との相関関係などを具体例を挙げて詳説いたします。

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プログラム

第1部 アミン系硬化剤の特徴と選定のポイント

(2023年11月22日 13:00〜14:10)

 アミン系のエポキシ樹脂硬化剤は優れた機械的・化学的特性が得られるため、塗料、土木・建築、接着剤分野など様々な分野で活用されている。エポキシ樹脂の硬化物特性は使用する硬化剤の種類に影響されるため、適正な選択が重要となってくる。  本講ではアミン系エポキシ樹脂硬化剤として多く使用されるポリアミドアミンおよび変性ポリアミンについて、原料および変性方法ならびに諸特性について解説する。

  1. アミン系硬化剤の概略
    1. アミン系硬化システムの特徴
    2. アミン系硬化システムの用途
    3. 硬化システムの分類
    4. アミン系硬化剤の性質
  2. 原料アミン類
    1. アミンの構造及び性質
  3. 変性アミン類
    1. ポリアミン変性の目的
    2. ポリアミン誘導体
  4. アミン系硬化システム
    1. エポキシドとアミンの反応
    2. 活性水素当量
    3. エポキシ樹脂と硬化剤の配合

第2部 酸無水物系エポキシ硬化剤の特徴と高機能化

(2023年11月22日 14:30〜15:40)

 エポキシ樹脂硬化剤として使用される酸無水物の種類と特徴、配合比率や硬化条件の最適化について概説し、耐熱性・耐湿性・不揮発性などの物性改良に取り組んだ実例を紹介する。

  1. 酸無水物エポキシ硬化剤の概要
    1. 酸無水物の特徴
    2. 酸無水物の使用方法
    3. 酸無水物を使いこなすポイント
  2. 酸無水物の高機能化
    1. 高耐熱・耐湿性液状酸無水物
    2. 可撓性付与型エポキシ硬化剤
    3. 不揮発性酸無水物

第3部 イミダゾール硬化剤の特徴と使用方法

(2023年11月22日 16:00〜17:00)

 現在、電子材料用途を中心に、環境負荷低減を目的とした樹脂硬化プロセスの低温・短時間化への要求が高まっている一方、硬化物の高耐熱化に対するニーズも高まっています。  イミダゾール系硬化剤は、エポキシ樹脂に対する高反応性とエポキシ樹脂硬化物の高耐熱化を達成できる材料であり、近年、注目度が高まっています。  本講演ではイミダゾール系硬化剤の特徴・使用方法・配合例について説明します。また、イミダゾール系硬化剤の応用として、一液系配合物に最適な潜在性硬化剤についても説明いたします。

  1. イミダゾールの特徴
  2. イミダゾール系硬化剤の特徴
  3. イミダゾール系硬化剤の反応性制御
  4. 四国化成のイミダゾール系硬化剤
  5. 配合例
  6. 潜在性硬化システム
    1. 潜在性硬化剤
    2. アミンアダクト型潜在性硬化剤
    3. マイクロカプセル型潜在性硬化剤

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