本セミナーでは、バイナリー発電機開発を手掛けるメーカー3社の技術者を中心にバイナリー発電技術の最先端についてを解説いたします。
(2012年7月27日 10:00〜11:20)
最近100℃から200℃程度の中低温の熱源を利用したバイナリー発電が注目されている。熱媒体は代替フロン系や炭化水素系また水・アンモニア混合物など様々である。それぞれの動作原理、技術的な特徴や開発動向、及び実施例を示し、バイナリー発電の理解の一助とする。
第2部 低温排熱利用グリーンバイナリータービンの開発と適用について
(2012年7月27日 11:30〜12:50)
2009年度に製造・据付工事を完了し、2010年度よりデモンストレーション運転を開始した分散型低温排熱回収発電設備とその製品の特長を紹介する。 また、昨年度より開始した2件の実証試験事例について説明すると共に、その他の排熱源との組合せ例の紹介を行う。
(2012年7月27日 13:30〜14:50)
地球温暖化防止や天然資源枯渇の観点から、省エネルギーや再生可能エネルギー利用の必要性が高まってきている。現状をみると、工場等から排出され、利用されずに廃棄される熱エネルギーが多く存在する。特に、比較的低温 (80℃~150℃) の熱エネルギーは、効果的回収が困難で、その利用は限られている。 低温熱源の直接利用として暖房や融雪等に熱利用されているものの、電気エネルギーに変換しての再利用はあまり進んでいない。しかしながら、昨年の東日本大震災や福島原子力発電所の事故は、我が国のエネルギー政策を根本から問い直す契機となり、再生可能エネルギーを活用した分散型発電システムを開発する動きが高まってきている。 ここでは、低温熱源でも高圧蒸気となる熱媒体を用いたバイナリー・ランキンサイクル発電技術に注目して開発を手がけ、当社が独自に開発したエコスクロール膨張機発電機を用いた低温熱源による小型バイナリー発電システムの開発について紹介する。
(2012年7月27日 15:00〜16:20)