新規事業における費用対効果/売上貢献度の評価と顧客ニーズの捉え方

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、研究初期段階から市場開拓を意図した売上効果を算出・評価の進め方、費用ゼロで顧客のニーズを知る方法とアイデア創出の紹介、DX時代に適応した新規事業企画の貢献度を深掘りいたします。

日時

中止

プログラム

第1部 新規事業における費用対効果の考え方

(2023年12月14日 10:30〜12:00)

 新規事業創出の経験から、開発経費に見合う技術情報や売上効果を算出・評価するためには、新たな仕組みやルール作りが必要でした。特に開発初期段階は、売上がほとんど期待できず、担当者の行動や取得した新技術、他社とのアライアンスなどが評価基準になります。開発が進むに従って評価基準や組織体制が変化し、事業化のためのプロジェクト段階では、売上金額が重要になってきます。新規事業創出の“見える化”を目的にステージゲート法で進捗を管理し、さらに研究開発の初期段階から市場開拓を意図した組織構成を構築し直して、「研究開発活動」と「マーケティング活動」を併用しました。これらの施策により開発初期段階から真の“顧客の声”を基に有望市場のターゲッティングや新商品の競争力強化に取り組む事ができました。

  1. 自己紹介
  2. 本講演のあらすじ
  3. 研究開発活動とマーケティング活動の基礎
    1. 研究開発の成果を得るために大切なこと
    2. マーケティング調査と分析
    3. 費用対効果の出やすい体制作りと運用方法の見直し
    4. 研究開発活動とマーケティング活動との併用
    5. ステージゲート法による進捗管理
  4. お客様との接点作り
    1. 企業情報を得るためのプロモート活動
    2. 学会・展示会の有効活用
  5. 研究開発活動とマーケティング活動のフォロー
    1. 新商品開発活動の進捗評価
    2. 新商品開発活動の成果とは
    3. 新商品開発活動の半定量評価
  6. 研究開発活動とマーケティング活動を併用した実践例

第2部 新規事業企画の貢献度分析と経営層への説得ポイント

 デジタル変革が進む今日、成功する新規事業企画の見極めはますます重要になっています。  本セミナーでは、デジタルプラットフォームを基盤とした収益モデル、売上予測と損益分岐の基本的な考え方、さらに新規事業と既存事業の関係性に焦点を当てて解説します。また、経営層への説得のポイントにも触れ、DX時代に適応するための新規事業企画の貢献度を深掘りして参ります。

  1. ビジネスエコシステムと収益モデルの検討
    • 拡大スピードが進むデジタルプラットフォームを通じたエコシステム
    • 収益の源泉を検討する
  2. 売上予測の基本的な考え
    • 予測の方程式に当てはめて検討する
    • 購入率の見込予測
    • KPIを設定し潜在ニーズを掘り起こす
  3. 損益分岐点と費用試算
    • 固定費と変動費
    • 損益分岐点を超える時期を予測する
    • 正味現在価値
  4. 既存事業へのシナジー効果
    • 新規事業と既存事業の関係性分析
  5. 経営層への説得
    • 社会的意義と価値提供
    • VRIO分析と競争優位性
    • パーパスとの適合と実現可能性

第3部 新規事業におけるアイデア創出の方法と顧客ニーズの捉え方

(2023年12月14日 14:45〜16:45)

 現業はこれ以上の伸びが期待できないため、新規事業の開発に取り組む企業は増えています。また、「売れる新商品を開発してほしい」営業から人の苦労も知らずに身勝手な要望が届きます。新規事業でも現業でも、新商品開発で一番難しいのは、売れそうな新商品のアイデアを思いつくことではないでしょうか。  本セミナーは、新商品のアイデアを創出する方法と顧客ニーズを知る方法を、ソニーで新規事業開発を担当し、新規事業開発を中心にコンサルティングを行ってきた講師の経験を踏まえ、事例を交えながら解説致します。

  1. マーケットインの考え方は本当に正しいのか
  2. アイデア創出の方法
    1. 社内技術の展開を考えるフレームワーク
    2. エンドユーザーの5大ニーズに技術を適用させる視点
    3. 技術イノベーションがなくても、ヒット商品を生み出す極意
  3. 身近な事例で学ぶアイデア発想法
    1. スターバックスを生んだ発想法
    2. 乗換便利マップを生んだ発想法
    3. カッターを生んだ発想法
    4. 糖尿病患者用注射器を生んだ発想法
    5. TV付き携帯電話を生んだ発想法
  4. 費用ゼロで顧客のニーズを知る方法

受講料

複数名同時受講割引について

アカデミック割引

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

ライブ配信セミナーについて