高分子バリア性材料の設計・開発・評価の基礎知識

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本セミナーでは、プラスチックの気体透過性など基礎から、最新のバリア評価技術について解説いたします。

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高分子バリアフイルムは、単独あるいは複合化することにより、食品から電子デバイスまで異なる要求を満たす包装材料として今日まで用いられてきた。バリアという物質を通さない性質に対して、高分子は多かれ少なかれ気体や蒸気を透過させる性質を持っている。単独の高分子フイルムでは対応できないハイバリア領域は有機EL素子の封止や太陽電池の保護膜などへの展開がなされ、様々な手法での複合材が開発されている。また、バリア性の向上とともに検出限界が大きく改善された評価技術も規格化された。  本講座では高分子フイルムのガスおよび水蒸気透過現象を溶解拡散機構により概説し、複合材であるハイバリア膜の特徴およびハイバリア向けの評価技術について解説する。

  1. 包装材料としての高分子材料
  2. 高分子膜の透過現象
    1. 多孔膜と非多孔膜
    2. Fickの法則
    3. 溶解拡散
  3. バリア性
    1. ガス遮断性
    2. 防湿性
  4. 高分子膜の気体および水蒸気透過率評価法
    1. 測定法の分類
    2. 気体透過率および水蒸気透過率測定法に関する規格
  5. 様々なバリアフイルム
    1. 均質膜
    2. ラミネート膜
    3. 複合膜

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