発光電気化学セルの動作メカニズムの解明と高性能化指針

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本セミナーでは、主に発光電気化学セルのESR研究を紹介し、その他の有機デバイスの開発に有用な点も解説いたします。

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発光電気化学セルの実用化を効率良く行うためには、発光電気化学セルの動作メカニズムを解明することが不可欠であり、これまで、多くの測定・評価技術が開発され利用されている。しかし、従来の測定・評価技術はマクロな手法であり、分子レベルでのミクロな情報を得ることが出来ない限界があった。  この問題を解決するため、分子レベルで材料評価を行える高感度・高精度な手法である電子スピン共鳴 (ESR) を発光電気化学セルに適用する手法を開発した。この手法の特徴は、素子動作に関係する発光電気化学セル内部の電荷ドーピング状態を、非破壊かつ非接触で素子動作中 (オペランド) に観察できる点である。これにより、従来の測定・評価技術では得られないミクロな視点での情報が得られ、発光電気化学セルの研究開発を格段に進展させ、高効率化・耐久性向上を行える。  本講座では、主に発光電気化学セルのESR研究を紹介し、その他の有機デバイスの開発に有用な点も解説する。

  1. 発光電気化学セルの提案されている動作メカニズムと実用化への課題
    1. 電気化学ドーピング
    2. 電解質 (イオン液体等) の選択指針
  2. 電子スピン共鳴 (ESR) で分かる情報
    1. 分子レベルのミクロ解析:電荷ドーピング種の特定と絶対値評価
    2. 発光電気化学セル内部の分子状態の解析
    3. 発光電気化学セルのESR評価時の注意点
  3. 高分子蛍光発光電気化学セル
    1. 電荷ドーピング状態
    2. 分子配向評価
    3. 動作メカニズムと実用化への課題・動向
  4. 三重項 – 三重項消滅を用いた発光電気化学セル
    1. ホスト・ゲスト分子の電荷ドーピング状態
    2. 三重項励起子状態
    3. 動作メカニズムと実用化への課題・動向
  5. 熱活性化遅延蛍光発光電気化学セル
    1. ホスト・ゲスト分子の電荷ドーピング状態
    2. 動作メカニズムと実用化への課題・動向
  6. Hyperfluorescence発光電気化学セル
    1. ホスト・ゲスト分子の電荷ドーピング状態
    2. 動作メカニズムと実用化への課題・動向

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