V2Xの基礎およびSidelinkを用いたV2Xにおける輻輳問題・輻輳制御

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本セミナーでは、無線通信の基礎から始めて輻輳が生じる原理や輻輳を抑える輻輳制御について、輻輳や輻輳制御の専門家である講師が解説いたします。

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本講演では、車両と様々なものの通信 (vehicle – to – everything: V2X) 、特に、今注目の sidelink を用いる自律分散的な V2X に焦点当てて、無線ネットワーク制御の研究者としての立場から、ネットワークの混雑 (輻輳) とその対応策 (輻輳制御) についてご紹介します。  輻輳とは、V2Xに参加する車両や歩行者が多数存在する市街地等で生じうる技術的問題で、通信品質 (パケットの受信率等) が悪くなる状態です。この問題への対応策を考えておかなければ、将来、みなさんの車両にV2X機器が搭載され、自動運転や衝突警告が可能になったとしても、十分な通信品質が得られず、衝突警告等が正常に作動しないということが生じてしまいかねません。  講演者は、これまで、輻輳や輻輳制御について研究してきましたので、無線通信の基礎から始めて輻輳が生じる原理や輻輳を抑える輻輳制御の一端をご紹介いたします。

  1. V2Xに関係する無線通信の基礎
    1. パケットの送信
    2. 無線伝送路
    3. パケットの受信
  2. V2Xの現状
    1. V2Xの標準規格
      1. IEEE802.11pベースのV2X
      2. Cellular – V2X
    2. V2Xを利用したアプリケーション
    3. 輻輳問題
  3. 輻輳制御
    1. Decentralized Congestion Control (DCC) による輻輳制御
    2. Non-Orthogonal Multiple Access (NOMA) による輻輳制御

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