本セミナーでは、アレーアンテナの基礎から始めて、スパースアレーとその性質について解説いたします。
さらに、拡張アレー処理を併用することで、高分解能なビームフォーミングおよび到来方向推定が可能となることを解説いたします。
2020年3月にサービス提供が始まった5G (第5世代移動体通信) では、送受信アンテナに等間隔矩形アレーアンテナを用いたMIMO通信システムが主として用いられている。これに対して、アンテナ素子を不等間隔かつ部分的に広い間隔で並べたスパースアレーが注目を集めている。拡張アレー処理を併用することで広い開口長の仮想アレーを構成し、高分解能な信号処理を可能にする手法として、今後の移動体通信への応用が期待されている。 本セミナーでは、アレーアンテナの基礎から始めて、スパースアレーとその性質について解説する。さらに、拡張アレー処理を併用することで、高分解能なビームフォーミングおよび到来方向推定が可能となることを示す。