色彩における感性評価の進め方と商品開発への応用

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本セミナーでは、美しさ、心地よさ、上質感を感じるメカニズムと客観的評価手法について詳解いたします。

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プログラム

第1部 色彩に関する感性評価の進め方

(2023年11月13日 10:30〜14:30)※途中、休憩含む

 商品企画・デザイン開発など、ビジネスにおいて色彩を検討する際に必要な基礎知識と具体的な感性評価の方法について解説します。最初に、色の成り立ちと色を整理する方法を理解していただきます。次いで、色彩感情研究、色彩調和研究などの成果について説明します。その上で、主にカラーデザインを対象とした感性マーケティングで用いやすい手法を紹介します。  なお、このレクチャーでは簡単な色彩実習 (PowerPointを使用) をおこない、理解を深めていただく予定です。

  1. 色の見方と扱い方
    1. 色はどのようにあらわされるか?
    2. 色の表記と分類
    3. 表色系で色を整理する
      • 嗜好色
      • 製品色
  2. 色彩調和と多色配色の考え方
    1. 色彩調和論
    2. 多色配色の効果的な演出方法
  3. 色彩感情に関する研究成果
    1. 色の知覚的影響と感性的効果
    2. 色彩感情研究 (普遍性/個別性)
    3. 色彩感情 (カラーイメージ) の測定
  4. 色彩に関する感性評価手法
    1. 感性マーケティングと色彩
    2. 色彩に関する感性評価
    3. カラーデザインの感性評価の進め方

第2部 色彩の変化による印象変化と商品パッケージの作成

(2023年11月13日 14:45〜16:15)

 色彩は人に固有の印象を与えるため、商品パッケージにおいて重要な要素の1つである。講演者はこれまでに、色彩と印象の関係性を表現したデータベースを構築し、商品パッケージにおける色彩の変化が与える影響について研究をすすめてきた。  本講演では、人の印象を反映させた商品パッケージの生成とその応用について、研究事例とともに紹介する。

  1. 商品パッケージにおける色彩の役割
    1. 購買活動における期待度と満足度
    2. 色彩が与える影響
  2. 色彩と印象の関係性を表現したデータベースの構築
    1. 印象語の定義
    2. 印象語に対する色彩の定義
  3. 人の印象を反映させた商品パッケージの生成
    1. 読後感を表現した書籍表紙
    2. 消費後の印象を表現した飲料パッケージ
    3. ブランドイメージを表現した飲料パッケージ
  4. 生成した商品パッケージの活用
    1. 商品ジャンルを超えた商品検索
    2. 視線追跡による興味や嗜好の推定と商品推薦

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