リン酸鉄リチウムイオン電池 (LFP) の構造、効率向上、リサイクル、国内外市場性

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プログラム

第1部 LFP正極材の概要、 電池生産とメーカー別動向

(2023年11月9日 10:30〜12:30)

 本講では、単元系や多元系の正極材との理論容量の比較や、電極板製造における特殊性を基礎に、LFP電池の可能性と限界を考えてみたい。数千GWhを超える今後のEV用リチウムイオン電池のニーズの中で、LFPが存在することは、コストやプロセス、更にはリサイクルにおいて、新たな選択肢を提供したと言える。第2部, 第3部の講師の講義と併せて、お聴き頂きたい。

  1. 正極材としてのLFPの基本特性、理論値と実用レベル
  2. 電極板製造から見たLFP、モルフォロジーとバインダー
  3. LFPのメーカーとサプライ・チェーン
  4. LFP正極電池の事例と傾向、15年の歴史と現在
  5. EV用リチウムイオン電池の比容量、ハイニッケルとLFP
  6. リユース&リサイクルとLFPのポジション、リサイクル無用か

第2部 リン酸鉄リチウムの導電性向上のための粉体改質技術

(2023年11月9日 13:30〜15:00)

 リン酸鉄リチウムは、優れた特質を有する正極活物質であるが、導電性の改善に課題がある。この導電性改善のため正極粉体改質技術を形状的改質、材料的改質、表面改質の各観点から解説する。

  1. 形状的改質 (キャリアパス縮小)
  2. 材料的改質 (バルク導電性付与)
  3. 表面改質 (表面導電性付与)
    1. イオン導電層形成
    2. 電子導電層形成
      1. 非炭素質層
        • 金属層
        • 金属酸化物層
        • 有機高分子
      2. 炭素質層
        • 被着方法
        • 出発炭素源
        • 被着炭素物性
        • 被着量

第3部 EV用LFPとリサイクルの最新市場動向

(2023年11月9日 15:15〜16:15)

 自動車OEMメーカーらはSoftware-Defined Vehiclesに向けた方針を打ち出しており、車両開発は従来型の機械工学からプログラム工学をベースにしたソフトウェア技術へ移行しようとしています。こうした車両開発の在り方におけるパラダイムシフトも踏まえた上で車載LiBリサイクル市場のトレンドを紐解きます。

  1. グローバルEVトレンド
  2. 車載LiBリサイクル動向
  3. LFPとLiBリサイクル
  4. エリア別車載LiBリサイクルトレンド
    • 中国
    • 欧州
    • 米国 等
  5. 循環型社会の経済性

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