プラスチック発泡成形の基礎と応用

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本セミナーでは、発泡の基礎原理から解説し、発泡原理に基づいた発泡制御法を、素材の粘弾性特性との関連で説明いたします。
また、具体的な各種の発泡成形方法、発泡体の諸特性並びに強度向上法、発泡体表面のスワルマーク等を除去できる、新しいGCP (ガス・カウンター・プレッシャー) 法について解説いたします。

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プログラム

プラスチックの発泡は、素材が粘弾性特性を示すがゆえに実現可能となる。従って、対象とする素材の粘弾性特性を把握することで、所望の発泡体 (所望の気泡径/発泡倍率等) を得るための成形条件が、勘や経験に頼らず選定することができる。発泡体の気泡の形成は弾性領域では出来ず、粘弾性領域内で空隙内の素材を移動/流動させることで可能となる。  ここでは、先ず発泡の基礎原理を説明する。次に、発泡原理に基づいた発泡制御法を、素材の粘弾性特性との関連で説明する。次に、具体的な各種の発泡成形方法について説明する。次に、発泡体の諸特性並びに強度向上法等について説明する。最後に、発泡体表面のスワルマーク等を除去できる、新しいGCP (ガス・カウンター・プレッシャー) 法について説明する。

  1. 発泡の原理
    1. 発泡原理の定性的説明
    2. 均一核生成の基礎理論
    3. 発泡剤の性状
      • 固体発泡剤
      • 気体発泡剤
      • 液体発泡剤
  2. 発泡制御に必要な素材の諸特性
    1. 素材の粘弾性特性 (弾性率の時間及び温度依存性)
    2. 素材の溶解特性
  3. 粘弾性特性に基づいた発泡制御法と成形プロセス
    1. バッチ式発泡成形システム
    2. 連続発泡成形システム
      • 射出発泡成形
      • ノズル式射出発泡成形
      • 押出発泡成形
      • ブロー発泡成形
    3. 制御因子と発泡制御
      1. 基本的な制御因子
      2. 超臨界流体とその応用
      3. 溶解特性
      4. 粘弾性特性に基づいた発泡制御法
  4. 発泡体の諸特性と強度向上法
    1. 鈴構造体と減衰特性
    2. 強度向上法
      1. 微小気泡による強度向上
      2. 分子配向による強度向上
      3. その他の強度向上
  5. ガスを補助とする新しい射出成形法
    1. 射出発泡+GCP (ガス・カウンター・プレッシャー) 成形法
      • GCPの基本原理とGCP発泡成形方法
    2. 射出中空成形法
      • 射出中空成形の原理と射出中空成形方法
    3. 射出圧空成形法
      • 射出圧空成形の原理と射出圧空成形方法

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