海洋生分解性を有するプラスチックの基礎から規格試験・評価法まで

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本セミナーでは、生分解性プラスチックの基礎から海洋生分解性の評価法、国内外の動向まで2名の講師が詳しく解説いたします。

日時

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プログラム

第1部 海洋生分解性を有するプラスチックの基礎と材料設計

(2023年10月26日 13:00〜14:30)

 マイクロプラスチックによる海洋汚染が広く認知されるようになり、海洋生分解性を有するプラスチックに注目が集りつつあります。一方で、地球温暖化防止の観点から、プラスチックの原料にも再生可能な資源を用いることが求められています。  本講では、主にバイオマス資源から微生物によって合成される天然プラスチック・ポリヒドロキシアルカン酸 (PHA) を中心に、生分解性プラスチックとしての研究の歴史、新しいタイプのPHAや生分解性機構などの最新の研究動向、海洋生分解性プラスチックにおける政策や市場の動向、および、今後目指すべき環境にやさしいプラスチックについて紹介します。

  1. 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
    1. プラスチックと環境問題
    2. 生分解性プラスチックの種類
    3. バイオマスプラスチックの種類
    4. 生分解性・バイオマスプラスチックの生産プロセス
  2. 微生物ポリエステルの合成方法
    1. 微生物ポリエステルの歴史
    2. 微生物ポリエステルの種類と構造
    3. 微生物ポリエステルの物性
    4. 微生物ポリエステルの合成方法
    5. 二酸化炭素からの微生物ポリエステル生産
  3. 新しいタイプの微生物ポリエステル
    1. ホモポリマー型
    2. 分岐側鎖・芳香族側鎖型
    3. 乳酸系モノマー型
    4. 末端修飾型
    5. 分子量制御型
  4. 生分解性プラスチックの材料設計と海洋生分解性
    1. 物性と生分解性の関係
    2. 生分解性制御法
    3. 微生物ポリエステルの海洋生分解性
  5. 微生物ポリチオエステル
  6. 今後の展望

第2部 プラスチックの海洋生分解性評価の基礎から規格試験まで

(2023年10月26日 14:40〜16:10)

 プラスチックの廃棄物問題や地球温暖化等の地球環境を考えるうえで、解決策の一つとして生分解性プラスチックが注目されている。国内でも、新たに海洋生分解性プラスチックの認証制度が始まった。  本セミナーでは、国内外の生分解プラスチックの認証制度について解説するとともに、それらに用いられる生分解性プラスチックの評価方法を、海洋生分解性の評価法も含めて解説する。国際標準化の動向、欧州やアジアの世界動向等を含めて紹介する。

  1. プラスチックごみ問題を巡る世界の動向
    1. 国内のプラスチック資源循環戦略
    2. 海外の動向
    3. 生分解性プラスチックを取り巻く国内外の動向
  2. 生分解性プラスチックの識別表示
    1. 国内の認証
    2. 海外の認証
    3. 海洋生分解性プラスチックの識別表示
    4. 酸化分解型プラスチックに関する規格と動向
  3. 生分解性プラスチックの評価法の紹介
    1. 生分解度試験の概要
    2. 規格試験の紹介 (OECD,ISO,JIS,ASTM等)
      • 活性汚泥
      • 土壌、
      • コンポスト
      • 海洋
  4. 海洋生分解性プラスチックの開発動向と海洋生分解性の評価
    1. ロードマップの紹介
    2. 海洋生分解性プラスチックの評価法

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