敗血症および敗血症性DICの診断・治療の現状と医療現場が求める新薬像

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“敗血症 (sepsis) ”は、“医学における最も古く、捕らえどころのない症候群である”と表されます。この症候群への対応は、その診断から治療に至るまで、臨床医にとっては容易ならざるものであるといえますが、現在では、その定義 (Sepsis-3) で感染症に対する制御不能な宿主反応に起因した生命を脅かす臓器障害であり、その主病態は高サイトカイン血症であることが示されています。  本講演では、臨床現場において広く普及している新しい敗血症の定義・診断基準であるSepsis-3を正しく理解して頂くために、敗血症の定義に関するこれまでの変遷について解説を加える予定です。さらに、敗血症に関連した臓器障害の一つであると考えるべき“播種性血管内凝固症候群 (disseminated intravascular coagulation;DIC) ”、いわゆる“敗血症性DIC“について、本邦と欧米の認識の違いについて学び、最新のレジストリー研究などからみえる敗血症診療の実情を踏まえ、本邦および欧米の最も新しい敗血症関連のガイドラインである”日本版敗血症診療ガイドライン2020 (J-SSCG 2021) “、”敗血症診療国際ガイドライン 2021 (Surviving Sepsis Campaign:International Guidelines for Management of Sepsis and Septic Shock 2021;SSCG 2021) “におけるDIC治療のポジショニング、医療現場が求める新薬像を探ってみたいと思います。

  1. 敗血症の診断基準とは?
    1. 感染に伴うSIRS
    2. 全身所見をともなう感染
    3. 臓器不全と敗血症
    4. Sepsis-3
    5. 新敗血症診断基準でICU診療はどう変わるか?
    6. 敗血症および敗血症性ショックの治療の問題点と医療ニーズ
  2. 敗血症性DICとは?
    1. DICの診断基準
    2. SIRSとDIC
    3. 欧米の認識
    4. 本邦の認識
    5. 日本版敗血症診療ガイドライン2020 (J-SSCG 2021)
    6. 敗血症診療国際ガイドライン 2021 (SSCG 2021)
  3. 敗血症治療における今後求められる新診断法,新治療薬像とは?
    1. 新診断法
    2. 新治療薬像

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