回収・クレームを起こさせない化粧品等製品の効率的な設計・安定性試験の進め方

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本セミナーでは、化粧品等の製品を取り上げ、化学反応、分析化学 (規格設定、品質保証の考え方など) 、におい、色の変化、析出・再結晶、発汗、分離などトラブル事例を踏まえて解説いたします。

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プログラム

近年化粧品等の家庭用化学製品製品開発がされて市場が活性化されています。回収・クレーム生じさせない家庭用化学製品製品の開発をするには効率的な安定性試験が必要です。  そこで、本セミナーでは、わかりやすく経時変化の基礎 (容器との相性など) 、化学反応、分析化学 (規格設定、品質保証の考え方など) 、におい・色の変化、析出・再結晶、発汗、分離についてトラブル事例、計算化学による安定性の予測を紹介しながら説明していきます。原料を管理している方も成分・処方情報をみてどのように判断していいかの考え方について紹介いたします。様々な分野、業種の方々ぜひ、ご参加ください。

  1. 緒言
    1. 家庭用化学製品製品の種類
  2. 経時変化
    1. 化学的変化
    2. 物理的変化
    3. 生物的変化
  3. 化学反応
    1. アセタール生成の反応性
    2. アセタール生成の反応機構
    3. 反応因子 (求電子剤 求核剤)
    4. 反応速度論
    5. アレニウスの式
  4. 分析・管理
    1. 基剤の安定性
    2. 保存安定性試験条件
    3. 測定機器
    4. 測定上注意点
    5. 数値の妥当性
    6. 規格設定
    7. 上流管理 (源流管理)
    8. 単体安定性情報管理
  5. においの変化
    1. においのしくみ
    2. においの種類と官能基
    3. 悪臭
    4. 処方上の注意
  6. 色の変化
    1. 色のしくみ
    2. 有機物質の色
    3. 顔料と染料
    4. 無機物質の色
    5. 処方上の注意
  7. 析出、再結晶
    1. 固体とは
    2. 再結晶のしくみ
    3. 処方上の注意
  8. 発汗
    1. 発汗のしくみ
    2. 処方上の注意
  9. 分離
    1. 可溶化と乳化 (エマルション) について
    2. エマルションの崩壊
      • 乳化の基礎
      • 最新乳化技術
    3. クリーミング (浮沈)
    4. 凝集
    5. 吸着
    6. 合一
    7. オストワルド熟成 (成長)
    8. 処方上の注意
  10. 計算化学による安定性の予測
    1. 有機概念図
    2. 界面活性剤
    3. あぶら
    4. 計算化学による乳化予測
      • 乳化状態の実験結果と予測値の比較
    5. 浸透圧の予測 (低刺激処方設計)
      • 有機性値 – 無機性値から分子量の予測
    6. 引火点の予測 (消防法・航空法:危険物管理)
      • 香料引火点から有機性値 – 無機性値の予測
    7. 他の処方開発応用例のファクターとチェックリスト
      〜 ヒトは楽したがり、忘れる生き物〜
      • ちふれ化粧品さん化粧水 – 澄明性の計算予測 (O/W→W/O応用) 等
    8. 類似品の製品開発の考え方 (化粧品 – 医薬部外品、洗剤雑貨)
      • 使用感の質:簡易調査pH・比重・粘度 – 数値の予測

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