本セミナーでは、バイオ/抗体医薬品の品質試験法 (力価・活性試験、確認試験、純度試験、電荷・糖鎖プロファイル、工程由来不純物試験) 、品質規格設定 (項目・規格値の考え方) 、安定性試験 (長期・加速試験、苛酷試験ほか) を学ぶ。
バイオ医薬品原薬の製造工程は、最終産物の品質に大きく影響を与えうる要素が随所に含まれている故、原薬の品質を維持する為の工程管理項目と各許容範囲の設定が求められる。これらの複雑な要素を如何にして簡略化し承認申請書/CTD中にいかに落し込むか、について解説いたします。
第1部 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定の実際
(2023年10月26日 10:30〜13:00)
バイオ/抗体医薬品の品質管理においては、適切な品質規格の設定と分析手法の選択が重要である。本講演では、抗体医薬品の開発において、品質管理に用いられる分析手法の概要と技術動向について紹介を行う。また、品質規格設定における考え方や安定性試験の実施についても、知見を紹介する。
- スペラファーマが提供する医薬品開発及び分析サービスの紹介
- バイオ/抗体医薬品の概要
- バイオ/抗体医薬品の特徴
- バイオ/抗体医薬品の製造プロセス
- バイオ/抗体医薬品が有する不均一性
- バイオ/抗体医薬品の品質試験法
- 力価・活性試験
- 確認試験
- 純度試験
- 電荷プロファイル
- 糖鎖プロファイル
- 工程由来不純物試験
- バイオ/抗体医薬品の品質規格設定
- 品質規格項目の考え方
- 品質規格値の考え方
- バイオ/抗体医薬品の安定性試験
- 長期・加速試験の実施
- 苛酷試験・その他の試験の実施
第2部 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点
(2023年10月26日 13:50〜17:20)
バイオ医薬品原薬の製造工程は、動物細胞等の培養工程 (USP) とその後のクロマトグラフィーを中心とする精製工程 (DSP) により構成され、使用される原材料や製法の性質上から、最終産物の品質に大きく影響を与えうる要素が随所に含まれている。それ故、原薬の品質を維持する為の工程管理項目と各許容範囲の設定が求められる。これらの複雑な要素を如何にして簡略化し承認申請書/CTD中に落し込むかは申請企業にとって重要な戦略となる。
本セミナーではバイオ医薬品原薬の製造工程に関するCTD作成上の留意点を中心として解説する。
- イントロダクション
- バイオ医薬品の各種モダリティと製造工程
- バイオ医薬品原薬の安定生産の為の課題と対策
- バイオ医薬品原薬の生産管理における各種工程管理項目
- CTD (Common Technical Document) 階層構造の解説
- 品質に関する概括資料 (CTD 2.3)
- 製造方法及び関連事項 (CTD 2.3.S.2)
- 細胞基材の調製方法及び管理方法
- 遺伝子発現構成体の調製
- マスターセルバンク (MCB) の調製
- ワーキングセルバンク (WCB) の調製
- MCB及びWCBの管理方法
- 特性解析試験及び純度試験の試験項目、分析方法と基準
- 保存中の安定性に関する情報
- 更新方法
- 製造方法
- 細胞培養・精製・保存までの工程に関する記載
- 重要工程及び重要なプロセスパラメータとその記載方法
- 工程内管理試験の項目、分析方法と適否判定基準
- 重要中間体の保存条件及び期間
- 原材料に関する記載
- 培養用培地成分及び添加物
- 反芻動物由来原材料の安全性確保に関する記載
- ヒト及び動物由来原料の安全性確保に関する記載
- 製造方法の開発 (変更) の経緯に関する記載
- 製造方法のフローチャート
- 製造施設及び設備 (CTD 2.3.A.1)
- 外来性感染性物質の安全性評価 (CTD 2.3.A.2)
- 添加剤 (新規添加剤の製法等) (CTD 2.3.A.3)
- 原薬製造方法におけるQuality by Design (QbD) 関連記載
- リスクマネジメントプロセス
- 目標製品品質プロファイルと重要品質特性
- デザインスペースと品質管理戦略
本講演では、バイオ医薬品について、最新のICHガイドラインに基づき、承認申請資料CTDのCMC部分の作成要点を説明する。また、国際開発における最近の流れから、開発戦略及び開発手法の選択により、製品の品質管理及び承認後変更管理にもたらす変化を検討してみます。
- バイオ医薬品の一般注意事項
- バイオ医薬品の特性及び品質評価
- 承認申請書 (M1.2) の記載要項
- 品質に関する概括資料 (M2.3) の記載要項
- 個々の報告書 (M3.2) の記載要項
- 日米欧三極の要求事項の変化
- 製造方法及び製造方法開発
- 製造法開発の手法
- 開発手法の選択と重要工程・重要ーパラメータの関係
- 一変事項及び軽微変更事項
- 製造法の照会事項を減らすために
- 重要品質特性及び規格/試験方法
- バイオ医薬品の重要な品質特性
- 規格試験方法の開発の手法
- 規格試験と重要品質特性との関係
- バイオアッセイ試験方法の設定
- 規格/試験方法の照会事項を減らすために
- バイオ医薬品の安定性試験
- 安定性試験の一般注意事項
- 安定性試験の試験項目選択
- 安定性試験結果の評価と有効期限の設定
- 安定性試験の照会事項を減らすために
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 37,500円(税別) / 41,250円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 53,600円(税別) / 58,960円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 112,500円(税別) / 123,750円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
ライブ配信セミナーをご希望の場合
- 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合
- 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
- 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
- 視聴期間はそれぞれ2023年11月7日〜20日、2023年11月9日〜22日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナー資料は印刷・送付いたします。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。