本セミナーでは、生体情報センシング技術やクロスモーダル錯覚を中心とした介入技術に焦点を当てて、そのテクノロジトレンドを紹介し、研究成果を製品応用する上でのポイントを示します。
生活習慣病に代表される日常的な健康管理や職場におけるストレス管理の必要性が高まり、その具体的な対策が急務です。こうしたニーズを受けて、スマートウォッチによる心拍数管理や睡眠管理が広く普及し、医療現場や公共施設で社会実装されていた技術が日常生活に導入されてきました。そこにはハードウエア、ソフトウエアの実装の難しさもありますが、取り出した生体情報そのもの (一次情報) では本当に知りたい情報 (高次情報) を得ることができない本質的な難しさがあります。生体情報センシングの先には、健康を維持回復したりストレスを解消できる環境を提供したり行動変容を促すなどの介入サービスが大切です。 本講演では、生体情報センシング技術やクロスモーダル錯覚を中心とした介入技術に焦点を当てて、そのテクノロジトレンドの紹介をいたします。また、こうした研究成果を製品応用する上でのポイントを示していきます。