シランカップリング剤の分析技術

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本セミナーでは、シランカップリング剤の基本的な使いこなし方から、処理状態を分析する方法まで解説いたします。

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開催予定

プログラム

第1部 シランカップリング剤処理層の構造制御とキャラクタリゼーション

(2023年10月12日 10:30〜14:00)

  1. シランオリゴマー生成のコントロールで効果が高まる
    1. シランカップリング剤の反応性
      • 溶解度パラメータ (SP) の影響
      • pHの影響
    2. AFM観察によるシランカップリング剤の反応性
    3. 乾式処理やインテグラルブレンドの場合
  2. シランカップリング剤処理層はここまで見えてきた
    1. 官能基の処理層の構造への影響
    2. NMR,FT-IRによるキャラクタリゼーション
    3. パルスNMRによるキャラクタリゼーション
  3. シランカップリング剤処理層の構造で力学特性は変わる
    1. 官能基による界面構造のコントロール
    2. 界面構造のキャラクタリゼーション

第2部 シランカップリング剤の反応状態の分析法

(2023年10月12日 14:15〜16:00)

 シランカップリング剤の効果を十分に得るためには、分析により反応状態や付着量を把握することが重要です。付着量は少なすぎても、多すぎても好ましくありません。また、添加したシランカップリング剤がすべて被処理材表面と反応し、有効に働いているとは限りません。このため、処理液中でのシランカップリング剤の状態や処理表面の分析は、反応条件の適正化のための指針として有用な情報になります。  本セミナーでは、シランカップリング剤の反応状態の分析に適用される分析方法について解説します。汎用的な分析装置を中心とし、分析装置の特徴 (原理、長所、短所) を説明するとともに、実際の分析例を紹介します。  尚、シランカップリング剤の付着量を増やすためには、被処理材の表面の状態制御も重要です。このため、コンディショニングの例や被処理表面のシラノール基の定量方法についても紹介します。

  1. シランカップリング剤の加水分解/縮合反応および固体表面との結合状態の解析方法
    1. GCによる評価例
    2. 赤外・近赤外分光法による評価例
    3. Ramanによる評価例
    4. NMRによる評価例
    5. TG/DTAによる評価例
    6. TG/DTA-MSによる評価例
    7. XPSによる評価例
    8. TOF-SIMSによる評価例
    9. TEMによる評価例
    10. AFMによる評価例
    11. 蛍光顕微鏡による評価例
    12. ICPによる評価例
  2. 被処理材表面の状態評価
    1. コンディショニングについて
    2. シラノール基の定量方法

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