検査業務の進め方と管理のポイント

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本セミナーでは、検査業務について基礎から解説し、検査員の意識改革、検査業務改善の手順とポイントについて詳解いたします。

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プログラム

製品検査の担当者が、誤判定して致命欠点の製品を流出させたとしたら? 検査や品質関係者は考えただけでも冷や汗が出るのではないでしょうか。モノ作りの現場では品質問題やクレームを未然に防ぐために、受入検査や工程検査、製品検査を実施して良い製品を市場へ提供する努力を重ねています。仮に、不良品が流出して市場でクレームが発生すると、製品への評価や信用を無くすだけでなく、築き上げた企業イメージを著しく損なうことにもなりかねません。クレーム対策を行い失った顧客の信用を取り戻すためには、多大な時間と費用、そして労力を費やさなければならないことをクレーム対策の事例が物語っています。検査員一人ひとりが職責を十分認識して検査を行なっても、検査業務の管理や品質を保証する取り組みが悪いと、品質不良が再発したりクレームを起こす原因となります。  本セミナーでは、「不良品を出さない、作らせない」ための検査業務の進め方と品質を保証する取り組み事例を分かりやすく解説いたします。この機会に資材・購買・外注管理、品質保証・品質管理・検査部門のスタッフ・新任管理者の受講をお勧めいたします。また、お取り先・協力工場の品質責任者、スタッフ・担当者の方と共にご参加いただくと、外注加工・組み立て品の品質向上が期待できます。

  1. 利益をもたらす検査の考え方
    1. 検査の目的
      1. 検査の定義
      2. 検査の目的
      3. 検査の機能
    2. 検査と品質管理
      1. 品質情報の提供
      2. 品質意欲の刺激
    3. 品質保証の基礎的な考え方
    4. 検査の経済性評価
    5. 検査の進め方とポイント
  2. 検査計画と検査管理の進め方
    1. 検査計画の内容と立案事項
      1. 検査対象を決める
      2. 検査方法の決定
      3. 検査項目
      4. 検査環境と測定器の管理
      5. 検査の主体性
    2. 検査 (標準) の分類と内容
      1. 検査の段階
      2. 検査場所
      3. 検査の性質
      4. 検査の方法
    3. 検査員の管理とポイント
      1. 検査員の管理
      2. 検査適性テストの使用ポイント (YGテスト)
  3. 受入検査と外注品質の改善対策
    1. 受入検査の目的と働き
    2. 受入検査の種類
    3. 受入検査の進め方
      1. 判定を下し処置をとる
      2. 無試験検査と品質保証
    4. 外注品質の向上対策
      1. 外注品質支援の進め方
      2. 取引先の品質を評価する
    5. 品質意識の向上と支援事例
  4. 工程検査と製品検査の改善対策
    1. 工程検査とは
    2. 工程検査の問題と対策
    3. 5Sと5Mで品質を作り込む
    4. 製品検査とは
  5. 特採 (特別採用) とクレーム処置
    1. 特採の考え方と対策の進め方
      1. 特採 (特別採用) とは
      2. 特採の起こる理由
      3. 特採の処置・対策
    2. クレームの処置と対策
      1. クレームの主な原因
      2. クレーム処理の進め方
      3. 検査部門とクレーム処理
      4. クレーム処置と対応の効果
  6. 外観検査とヒューマンエラー対策
    1. 外観検査の特徴
      1. 多角的な測定には便利で早い
      2. 器差がある
      3. 再現性に欠ける
      4. 測定器 (人間) の管理が面倒
      5. 客の感覚と同じで実際的である
    2. 外観検査の問題と対策
      1. パネル (検査員) の管理
      2. 限度見本の管理
      3. 判定結果の数量化
    3. ヒューマンエラーの原因と対策
      1. ヒューマンエラーの現象と原因
      2. ヒューマンエラーの処置・対策
  7. まとめ

受講料

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